<第209号> リソースのスケールアップ

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グローバル市場開拓 メルマガ
<第209号>
リソースのスケールアップ
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

21日木曜日と22日金曜日は東京ゲームショウに行ってきました。

海外の出展者が国内の出展者を上回ったことは
ニュースにもなっていましたが、
実際に海外企業のブースは目立っていました。

東京ゲームショウは日本のイベントではなく、
世界のイベントであることを改めて実感しました。

ただ、海外の有名なゲームタイトルが発表されるというよりも
タイトルの認知度を高めるための出展が多かったと思います。
よく話を聞くと、ブロックチェーンなど新しい技術を採用したゲームなど、
ユニークな要素があり、新しい技術を学ぶという意味でも、
有益なイベントでした。

ビジネスミーティングエリアは、まさに、
日本人の数を外国人の数がはるかに上回っており、
ここは日本か?
と思うほど、日本語が話されておらず、英語が飛び交っています。

東京ゲームショウの知名度が、
世界の人を惹きつけていることを感じます。

一方で、会場のサイズはヨーロッパや中国と比べるとかなり見劣りするようです。
日本には世界中が注目する優れた技術やコンテンツがたくさんある一方で、
それを発表するに十分なサイズをもつ会場が存在していないのは大きな課題と感じました。

会場内や会場周辺のレストランもどこも行列。
タクシーに乗りたくてもタクシー待ちも凄まじい行列。
都心から海浜幕張駅へのアクセスは日本人でもややこしいです。

大阪・関西万博のパビリオンの建設も今問題となっていますが、
日本には大きなイベントを開催するうえでのインフラ面でのノウハウは、
まだまだ成長の余地があると思います。

アグレッシブに世界中を訪問して、
最先端の情報を入手し、
各国で人脈を築いている海外のビジネスマンを、
惹きつけ続けるためには、
会場、宿泊、飲食、観光含めたホストとしての、
ハード面とソフト面をもっともっと充実させていく必要があると思います。

さて、本号の内容です。

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<第209号> リソースのスケールアップ

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日本企業にとって、日本企業と付き合うのが一番楽です。
でも、成長のためには海外企業とも付き合っていかなければならない。

自社の製品を求めてくれる企業が海外にいれば、
海外企業とつきあうテクニックを身につけるようになります。

こうやって、様々なハードルを乗り越えて、
世界中でブランド力を確立した企業をグローバル企業と言います。

ただし、これは表向きの姿。
グローバル企業がグローバル企業たる所以は、
世界中で受け入れらる製品・サービスを提供し続けていることにあります。

その製品・サービスを提供できるのは自社のリソース。
だから、リソースを拡大し、磨き上げることができて始めて、
グローバル企業と言えます。

リソースを磨き上げるためには、
芸術品の一子相伝のような形もありますが、
時と共に変わる嗜好に応じて変化する需要に
常に対応できる製品を提供し続けるためには、
洗練されたリソースを増やすことが不可欠。
より広く、多様なフィールドから、
最適なリソースを獲得しなければなりません。

そのため、グローバル企業は、
調達
ベンダーマネジメント
契約
IT
といった分野で、グローバルに対応できる部門を持っています。

この分野は中小企業にはなかなか確立できない分野です。
いずれもリスクがあります。
言葉以外にも、各分野の専門性が必要です。

かつては商社がこの分野を担っていましたが、
エネルギー、穀物、ケミカルのようなバルク商品出ない限り、
商社のお世話になることは難しく、
そしてこういったバルク商品を中小企業が扱うことはそもそも難しい。

中小企業がグローバルのリソースを活用することへのハードルが、
大企業と中小企業との競争力をますます拡大させることになります。

一方で、今、様々な試行錯誤ができるようになっています。
少なくとも言語に関しては機械翻訳の精度はかなりあがっています。
海外ベンダーとのやりとりをメールでやりとりをする限りは、
不便を感じることはあまりなくなっています。

クラウドソーシングで、様々な専門的なバックグラウンドを持った人材を、
スポットで活用できるようにもなっています。

意志さえあれば、
グローバル市場開拓同様に、
リソースのグローバルへのスケールアップもできる時代が来ていると言えます。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2023-09-24 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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