<第206号> レスポンス・スピード

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グローバル市場開拓 メルマガ
<第206号>
レスポンス・スピード
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

機械化により、生産性が高まります。
機械が人間の代わりに働くので、労働よりも資本の力が強くなります。
その結果、格差が広まります。
格差が広まった結果どうなるか?

歴史を見ると、格差が拡大すると奴隷がいなくなります。

最初は人間のみの労働。
働く人と働かない人が完全に分離され、
働く人が働かない人に隷属する組織が構築されます。
働かない人は、人を働かせるための手段を常に考えるので、
これは、今も続いている人間としての普遍的な原理と思います。

馬が人間よりも動力面で大きな働きをするようによると、
人間が馬を使うようになります。
これまで人間に使われていた人が、今後は馬を使う側になります。
最も豊かなのは馬を所有する人。
これは今まで自分では働かず、人を働かせてきた人です。
でも、馬を使う人も、自ら働いたときよりも遥かに人間としての尊厳が高まります。

馬が機械に置き換わると、働く人の数はより少なくなります。
最も豊かなのは機会を所有する人。
これは、今まで自分では働かず、馬を所有して、人に馬を使わせてきた人です。
でも、機械を使う人も、過酷な自然環境に左右されず、部屋の中で働いて、
安定した収入を得ることができます。

自分は働かないで、人に働かせることを真剣に考えるタイプの人は、
歴史的に「権力者」と呼ぼれます。
権力者がいなければ、技術は誕生していないし、
グローバル化も進んでいません。

権力者は、権力者としての地位を維持するために、常にせめぎ合っています。
権力者同士の競争が、社会から奴隷を減らしてきたと考えることもできます。

大手通信、IT企業は
金融、流通、製造、建設といった他の産業も取り込み、
急速に社会への人工知能の実装を進めています。

人工知能は、馬や機械が人の肉体労働に置き換わってきたことと同様に、
知能労働を置き換えていくと言われています。

歴史を見ると、奴隷はさらに必要となくなっていくでしょう。
奴隷はとっくに廃止されており、今存在しているのは格差。
格差が縮まるのではなく、格差はより広がりますが、
豊かな生活はより享受しやすくなるはずです。

社会を作り、技術を育ててきた権力者が今気にしているのは、
シンギュラリティ。
人間が機械に隷属する可能性も皆無ではありません。

その結果「働くって何?」という哲学が、今盛り上がっています。

さて、本号の内容です。

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<第206号> レスポンス・スピード

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ビジネス環境が日常に戻り、
普通に外出して、ビジネスミーティングをする毎日です。

にもかかわらず、COVID19の環境下で、
常にパソコンを見ていた時と同じスピードでのレスポンスが求めらるようになっています。
コロナ禍があけて、業務量が増えた、と感じる方は多いのではないでしょうか?

環境が変わると、新しい環境に働き方を適合させていかなければなりません。

外出先でPCを立ち上げて、そこで業務を処理したり、
携帯電話で業務を処理したり、
これもある意味、新しい環境に応じた対応ですが、
短期的にはそれでよくても、長期的には健康ではありません。

そこで業務上多用されるようになったのがビジネスチェット。

チャットはエンジニアの間では以前から普通に業務ツールとして使われていましたが、
COVID19で、セールスやマネジメント含めて普及しました。
チャットツールの活用は、After COVID19の働き方の仕組みで重要な機能を果たしています。

チャットツールには、電話機能がついていて、
チャットをしながら、内容が理解できないと、すぐにそのままビデオミーティングができます。
それにより、問題解決のスピードが格段に早くなりました。

昼間日本のクライアントからメールで問い合わせがあり、
その問い合わせの内容を機械翻訳して、
コピペして、チャットに投稿。
インドやヨーロッパがオンラインになると、返事が帰ってきて、
もし話をしたくなったら、お互いの業務時間中に合わせて、
そのままチャットツールからビデオミーティング。
理解した内容を、オフィスに戻ってからメールでクライアントに返信。

COVIDの仕組みでは解決に数日かかっていた内容が、
今では1日もたたずに解決できるようになっています。

今の時代、価格が主たる競争要因となる産業は限られています。
例えば、スマートフォンを価格で選ぶ人よりも機能で選ぶ人が増えていると思います。
使っていて、Comfortableかどうか、そういったことが重要になっています。

その中で、問題解決力、特に問題解決に至るスピードは、重要な競争要素です。
ChatGPTをはじめとしたLLMモデルによる生成AIは、
問題解決能力を飛躍的に高め、この分野の競争をますます高めていくでしょう。

チャットを使い、AIを使い、グローバルのリソースを使い、
レスポンスの精度とスピードとクリエイティビティを高める。

それがすべての人に対して求められるようになったのが、
After COVID19の姿だと思います。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2023-09-03 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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