<第205号> 24時間365日
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第205号>
24時間365日
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
昔の友人に会うと気持ちが昔の自分に戻ります。
気持ちが昔に戻った仲間同士で、今の話をする。
最高の時間です。
職場の仲間と仕事の話をするとつまらないですが、
昔の仲間とは仕事の話をしても楽しいです。
利害関係がないというのはなんと素晴らしいことでしょう。
逆に、利害関係のないところから、利害関係ができると壊れやすくなります。
昔の親友が今の敵になる物語は歴史を見てもたくさんあります。
利害関係ができてしまうと、友人関係を維持するための、別の努力が必要となります。
恋愛にしても同様で、人間である以上、
利害関係はいつか生まれます。
人は利害関係なしでは生きられないのは、永遠のテーマと言えます。
SNSの普及で、利害関係のない繋がりをつくりやすくなりました。
同じ趣味や考え方を持っている人たちが集まり、
そこでネットワークが構築されます。
利害関係のない繋がりを楽しむ人もいれば、
そこで新たな利害関係を作って、金儲けに繋げようという人もいます。
利害関係のない繋がりを楽しんでいる人たちの集まりに、
金儲けをしようとしている頭のよい人たちが入ってきて、
その集まりの良さを失わさせていく、
というケースも少なくないと思います。
これは必然の流れかな、とも思います。
出会いが新しいものを作ります。
別れは新たな出会いを作ります。
再開は新たな出会いとはまた別の当たらしいものを作ります。
だから出会いは素晴らしい。
でも出会った瞬間、出会いではなくなります。
利害関係のない、素晴らしい出会いを続けるためには、
出会った時の気持ちをずっと保ち続けることが必要です。
そのためには、自分が成長し続けること、
自分自身が毎日変わり続ければ、毎日が新たな出会いです。
毎日毎日、新しい自分になるれば、
毎日を一緒に過ごしている人とも、新しい出会いができます。
そうすれば、仕事の話をしても、プライベートの話をしても楽しい。
年齢に関係なく、実際にそうやって毎日を過ごしている人がいて、
そういう人は世の中でどんな風に変わっても、
自分の中で変わるものと変わらないものを持ち続け、
輝き続けています。
さて、本号の内容です。
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<第205号> 24時間365日
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機会費用というよく使われる言葉があります。
店舗を開いている間だけでなく、店舗を閉じている間も費用が発生しており、
それが機会費用で、
機会費用の金額は店舗を開いていれば得られたはずの利益です。
利益を増やすには、売上を伸ばすか、それとも費用を減らすか?
費用を減らす方法を検討すると、必然的に機会費用は
議論の対象となります。
フランチャイズ本部は土日祝休みでも、
フランチャイジーは24時間365日動いている、というのは珍しくありません。
経済性が優先される限りはこの仕組みは広がっていきます。
日本は休日に教会にいくという習慣が当たり前ではないため、
経済性が優先されやすい環境であったと言えます。
経済性が優先されると、シフトという経営手法が適用され、
工場でも店舗でも、夜勤という考え方が定着します。
今、コンビニが24時間365日開いているのは珍しくないですが、
工場が24時間365日動いているというのも決して少なくありません。
高度経済成長期を支えてきたのは日本人の勤勉性であると言われており、
この24時間365日は日本人の勤勉性の一つの例と言えます。
無人店舗やロボットといった新たな技術で、
人間の負担なく、24時間365日の稼働が実現するようになっていくでしょう。
働き方改革もあり、世界が恐れた日本人の勤勉性は失われつつあります。
24時間365日稼働する理由は、機会費用の観点からだけではありません。
小売・サービス業にとって、
24時間365日稼働していることは、休んでいる競合に対する差別化にもなります。
小売・サービス業のフィールドが、リアルからバーチャルに移るに従い、
24時間365日の考え方が、時差の活用に変わってきています。
タタやインフォシスなどインドのIT企業が欧米との時差を活用して大きく成長してきたことは有名ですが、
専門性の高い分野だけでなく、BPOの分野でも、こういった時差の活用が増えています。
インドは英語が通じ、また高等教育機関のレベルが高く優秀な人材が多く、また人件費も安いです。
時差を活用したビジネスを構築していく上で、インドの重要性は当面は高まっていくと思います。
言語の問題でこういった24時間365時間の活用をしている日本企業はまだ多くはありません。
しかし24時間365日インターネットにつながっている時代に、
「母国語ではない」ということはあまり言い訳にならなくなってきています。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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