<第200号> サイバーセキュリティー
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第200号>
サイバーセキュリティ
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
困っている。誰かに助けて欲しい。
そう思う人がいることによってビジネスが成り立ちます。
通常は3日かかるサービスがあるとして、
どうしても1日で欲しい。
そういった課題をビジネスが解決します。
その「困った」がビジネスで解決されると、
いつの間にかそれが当たり前になります。
例えば宅急便。
今は翌日に届き、かつ時間帯まで指定できるようになっています。
「困った」が大きいところにビジネスがあり、競争が生まれ、
価格が決定する。ビジネスの基本です。
荷物を当日中に受け取りたい、当日中に送りたいという「困った」は、
普通の「困った」より大きな「困った」ですが、
その「困った」を持っている人の数は少ない。
そのため、その大きな「困った」を解決するためのバイク便等は、
競争は少ないため単価は高いです。
宅急便大手は、最も母数が多くて競争の大きい「困った」にフォーカスして
ビジネスモデルを構築しているので、
バイク便のようなビジネスには参入しにくいです。
こうやって、一つひとつの困ったをビジネスが解決しながら
経済はグローバル化していきました。
「困った」は、いつまでも無くなりません。
なぜならば「困った」は、人的作り出されるものだからです。
「困った」を解決するために消費をする。
消費をするとゴミが発生し、ゴミを捨てるための新たな「困った」が発生し、
ゴミを廃棄するというビジネスが必要となる。
加工によって、安定的に消費者に食品が届けられるようになると、
プラスチックパッケージが増え、生態系に影響を与え、
添加物が人々の健康に新たな影響を及ぼす。
「困った」が解決される度に、新たな「困った」が生まれ」
それはどんどん大きくなっています。
近年、たくさんの「困った」を解決してきたのがインフォメーション・テクノロジー。
大量生産・大量消費社会が生んだ新たな「困った」が認識されたのは、
人々が大量生産・大量消費の恩恵を受けてから大分後になってからのこと。
インフォメーション・テクノロジーがこれからどんな「困った」を生むのか?
すでにサイエンス・フィスクションがいろいろな示唆を与えてくれていますが、
現実世界で、これから徐々に明らかになっていくと思います。
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<第200号> サイバーセキュリティー
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私たちはさまざまなソフトウェア・アプリケーションを使っています。
アプリケーションは、OS上で動きます。
クラウドサービスの普及により、
PCにインストールしなくても、ブラウザ上で動かすことによって
PCへの負荷を下げ、メンテナンスも必要なく、
初期投資を下げるソフトウェアアプリケーション、
つまりSaaSが増えています。
ブラウザもOSで動きます。
OSにはWindows系とLinux系があります。
OSは雑な表現をしてしまえば、デバイス上で動きます。
アップルのように、
デバイスもOSもブラウザもアプリケーションもすべてアップルが管理しているという場合もありますが、
多くの場合は、デバイスも、OSも、ブラウザもアプリケーションも、
自分で選ぶことができます。
SaaSの場合は、こういうことを知り尽くしたプロが、
通常、どんなデバイスでも、どんなOSでも、どんなブラウザでも動くように設計されています。
SaaSもソフトウェアなので、機械語、つまり0と1で出来ています。
論理的にはブラウザ上で形が存在していますが、物理的には0と1の集まりなので、
外部からアクセスされると簡単に改ざんされることになります。
そのため、その重要な機械語に外部からアクセスされないように、
SaaSの場合は特に、厳重な対策が施されています。
しかし、どれだけ厳重な対策を施しても、その対策を破ってくる天才がいます。
そのため、ファイヤウォール等でネットワーク環境からサーバー環境を守る措置を施します。
それでもさらに、そのインフラまでも破ってくる天才がいます。
そのため、ソフトウェアへの脅威はなくならず、
ソフトウェアに脆弱性が見つかると、ソフトウェアを提供する企業はその脆弱性を公表し、
アップデートを促します。
そこをついてくるのが国際的な犯罪集団。
脆弱性のあるソフトウェアにランサムウェア等で国際的に攻撃を仕掛けてきます。
こういった犯罪集団がいる限り、
誰もがその被害者になり得ます。
犯罪集団はプロ中のプロ。
個人のレベルでは太刀打ちできません。
そのため、もしソフトウェアが攻撃され、不正アクセスがされてしまった場合、
その対応がとても重要です。
対応を誤ると、企業の存在が危ぶまれるほどのリスクになります。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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