<第197号> AI管理
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第197号>
AI管理
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
企業の成長の源泉は人。
今のところ例外はありません。
魅力があるところに人は集まります。
この会社の理念は素晴らしい
この会社の給料が高い
この会社はこれから成長しそうだ
この会社の社員はみんなイキイキ働いている
この会社は知名度が高い
この会社で働けば世界で活躍できる
魅力の内容はさまざまであり、
どこに魅力を感じるかも人それぞれです。
でも、現実と理想は違います。
理想が高ければ高いほど、現実は厳しいです。
理念が素晴らしい会社で、社内の競争が厳しかったり、
給料が高い会社で離職率が高かったり。
何もかもが満たされている環境などありません。
逆に全てが満たされていたら成長はできません。
困難だからこそ、成長でき、
答えがないからこそ、創造できます。
企業の成長の源泉は人。
成長する企業は、優秀な人が集まる企業、
というのは経済が右肩上がりの時代です。
経済が右肩上がりではない今、
諦めずにもがく社員が多い企業が成長する企業です。
矛盾を抱えながらも、
崇高な理念、理想を掲げ、
不可能を可能にしていくことを、
全員で取り組む社風を持っている企業が、
こういう時代で成長を続ける企業と言えるでしょう。
そういった力を持っているのは若い世代です。
新卒社員の無限の可能性をひきだす教育が、
これからますます重要になると思います。
さて、本号の内容です。
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<第197号> AI管理
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業務にAIをどのように活用していくか?
DXという名目で、
1)AIアプリケーションを導入する
2)既存のデータをAIに学習させる
という取り組みが加速しています。
現場の仕事が機械に置き換わったのと同様に、
オフィスの仕事がAIに置き換わっていきます。
オフィスの仕事とは何か?
大きく分けて、クリエイティブな業務と管理業務の二種類があります。
そもそもが、オフィスの仕事が増えたのは、
現場の仕事が機械に置き換わり、管理業務が増えたため。
現場にAIが導入されると、さらに管理業務は増えます。
例えば一人の人間が、複数の自動運転の機械を動かして、
工業製品を製造したり、農作物を栽培したり。
管理側の業務には、機械の管理と人間の管理があります。
人間の管理は、ERPをはじめ様々ツールによって
効率化が進みました。
そしてそれらのERPに今、AIが搭載されはじめています。
見積、発注、請求、
人事、労務、経理
採用、教育
こういった管理業務にAIが搭載されていくと、
いつものことながら、AIが人間を管理するようになるのでは、
という議論が生まれます。
そういう考え方が間違っているとは言い切れませんが、
子供の頃からスマホに慣れた世代に、
そんな話をすることは意味をなしません。
例えば教育。
今企業ではLxPというツールの導入が進んでいます。
会社から与えられた教育コンテンツを、会社から与えられた順番で受講するのではなく、
個人のレベルや進捗度に応じて、AIが最適なコンテンツを提案してくれます。
そもそも会社から与えられた教育コンテンツを、会社から与えられた順番で受講する仕組みは、
年功序列や階層別の発想が根底にあります。
今はもうそういう時代ではありません。
新卒社員を一刻も早く幹部にする
外部から優秀な人材を獲得してイノベーションを起こす
こういったことにどの企業も取り組んでいます。
New hireに順番にきまりきった教育をしていたら、
これはなかなか実現しません。
一方で、社員一人ひとりに別々の教育プログラムを提供していたら、
管理側はいくら時間があっても足りません。
それを実現してくれるのがAI。
そして、AIに委ねた瞬間、その管理業務は人間の手を離れます。
LxPではコンテンツを機械翻訳で多言語化することも可能です。
年間の研修期間を定めて、講師を読んで、出席者に周知してという集合研修から、
eラーニングによってスケーラブルな教育が可能になりました。
しかしeラーニングでも、
コンテンツの制作、コンテンツの多言語化、コースの設計、コンテンツの配信、受講状況の確認
という人による管理業務があり、決して負荷は小さくありません。
LxPはこのeラーニングの管理業務をすべてAIが担ってくれます。
よりスケーラブルに、そしてより効率的に。
人の管理業務が残っている限り、AIの市場は成長していきます。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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