<第194号> ソーシャル・リスニング
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第194号>
ソーシャル・リスニング
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
先週は大きなイベントに参加しました。
イベントの後、立席での簡単なカクテルパーティーがあったのですが、
3年ぶりにこういった会に参加したとおっしゃっている方がたくさんいました。
時間になっても帰ろうとする方はほとんどいなく、
オフラインならではの楽しさを再び感じることができました。
さて、この10年で集客の方法は全く変わりました。
A4両面のチラシを印刷して、郵送でDMを送る時代から、
ランディングページを立ち上げて、WEBで集客する時代に変わりました。
いかにデジタルでのプレゼンスを高めるかが、
集客を左右することになり、
ランディングページを幅広く周知するための有料のサービスも生まれました。
一方で、エンゲージメントはオンラインよりもオフラインの方が圧倒的に高いです。
接点の多いオンラインから、
エンゲージメントの高いオフラインにつなげる
オンライン to オフラインが一つのキーワードとなっています。
ネット通販から実店舗での販売へ
Webinarからセミナーへ
など、オンラインの入り口を増やすことが、
ビジネスの第一歩とも言えるようになっています。
そして、オンラインで情報が溢れるようになるにつれて、
オフラインでのプレミア感が高まっています。
Youtube、TEDトークなど、
無料のオンラインチャネルで高く評価された方の
生ライブには高い値段が付きます。
ビジネスでも、同じような状況になってきていると言えます。
オンラインは顧客との接点をより広げるために、
オフラインは顧客満足度をより高めるために、
それぞれ発展していっています。
この動きは、Every low Priceというこれまでの概念を
根本的に覆すのではないか、
と最近感じます。
さて、本号の内容です。
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<第194号> ソーシャル・リスニング
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デジタルの世界には、情報が溢れています。
かつては情報の流れは提供側から受領側への一方向でしたが
SNS時代に情報は双方向となりました。
動画サイトをWEB上にアップすれば感想をコメントしてくれる人がいます。
ブログでいい記事を書くと、ツイッター等でシェアしてくれる人がいます。
大きな事件が起こると、推測で様々な情報が飛び交い、
やがてフェイクニュースに発展します。
モラルに反する投稿をすると炎上します。
このような双方向の情報は、
時として励みであり、時として恐怖です。
表現は感情を左右し、世論を形成します。
こういったことに最初に敏感だったのは
接客業や小売業です。
食べログのようなリボン型ビジネスモデルが生まれ、
今では多くの店舗がこういったプラットフォームの
ランキングやスコアを気にするようになっています。
リボン型ビジネスモデルにかかわらず、
インターネット上での評価にはたくさんのヒントがあります。
新たな飲食店に初めて行く前に、
食べログの評価を確認するのと同じように、
新規ビジネスに参入する前に、
インターネット上で消費者のターゲット層の嗜好を調査する、
ということがB2Cに限らず、B2Bでも行われるようになっています。
このようにインターネット上から、
ターゲット層の嗜好に関する情報をピックアップする手法を
ソーシャル・リスニングと言います。
どのような情報をピックアップするか、
どのように分類し、分析するか?
インターネット上からどのような情報を入手するかによって設計されます。
SNS上に情報は溢れているので、設計こそが、
ソーシャル・リスニングにおける重要なノウハウとなります。
ソーシャル・リスニングは海外展開においても重要です。
参入する市場で、自社の製品が受け入れられるかどうか?
競合は何か?といった様々な情報が、
ソーシャル・リスニングから得ることができます。
一方で、ソーシャル・リスニングは消費者の声なので、
その情報はほとんど母国語で発信されています。
英語が得意なヨーロッパの国々でも、SNSには母国語で投稿しますし、
移民の多いアメリカでは英語以外でSNSに投稿している人はたくさんいます。
そのため海外市場でソーシャル・リスニングを行う場合は、
それぞれの国で、それぞれの国の言葉で、
ソーシャル・リスニングを実施することができる、
現地のパートーナーを見つけることがまず重要です。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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