<第150号> Time to Market その3 

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グローバル市場開拓 メルマガ
<第150号>
Time to Market その3
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

産業が振興し豊かになりました。
産業とはすなわち、エネルギーを消費してものづくりをおこなう。
作ったものを消費して、それを廃棄する。

インプット、スループット、アウトプットの過程で、
付加価値が生まれ、付加価値が私たちを豊かにしてくれました。

サステナビリティで今できる限り不要なものを作らない方向に向かっています。

付加価値はどこで生まれるのか?
答えは明確であり、不要なものではなく、必要なものから生まれます。

日本では、富の大きさではなく、欲望の大きさが、
貧しいか、貧しくないかを決める尺度であり、
欲望が大きければ大きいほど富を求め続け、
結果として貧しくなるという思想が根付いていました。

武士は食わねど高楊枝。
一方で、一億総中流が諸外国の成長に取り残された原因であるかのような見方もあります。

今日本国内は、イデオロギーの狭間に立っていると言えます。
常に人は右と左に分かれ、
右も左もどちらも正しく、そして、どちらも正しくない感じがします。
だから中道とか、中道左派とか、中道右派とか、
または極右とか、極左とか。

NGOとかNPOとか増えると、
この傾向はどんどん強まっていくと思います。

捕鯨を悪とする人もいれば、
その一方で、捕鯨によって得るタンパク質や脂を
貴重な資源として
サステイナブルな社会に貢献している人もいます。

答えがない中で、何が正しいかを探すことは、
もともと難しいですが、
社会の大きな方向を見つけにくくなっている今、
ますます難しくなっています。

こういった時代、宗教観を持っている人は、
強いと思います。
宗教観は、向かうべき方向を指し示してくれます。

この宗教観感においても、
日本は伝統的に多様性を受け入れる素地があります。

富を卑しいと考える思想と同じく、
大事にしていきたい世界観の一つだと思います。

さて今号の内容です。

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<第150号> Time to Market その3

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時代はハードからソフトに移っていることは間違いないでしょう。
そして、バーチャルの世界はどんどん広がっています。

バーチャルの世界は、インターネット空間でつながっています。

リアルの世界で、新たな付加価値を得ようと思うと、
足し算、引き算、掛け算、割り算である程度理解できました。
でもバーチャルの世界で、新たな付加価値を得ようと思うと、
縦軸と横軸を一緒に考える必要があります。
高校の時に数学の授業でならった行列です。

あるのサービスをリアルの世界に提供しようとすると、
そこには消費者がすでに存在しています。
ある意味、xやyなどの代数はあまり必要ありません。

何人のユーザーがいて、その何%を獲得して、
その結果売上がいくらで、など。
つまり存在しているマーケットで、
決まっているパイの中で、
どのような名目、どのような大義名分で、
そのパイの一部を切り取るか?
これがビジネスモデルだったと言えます。

しかしバーチャルの世界では、
まだ決まったマーケットは存在していません。
マーケットは作り出すもの。
魅力的なマーケットだったら、
世界中からユーザーが訪れます。
付加価値も金銭ではないかもしれません。
実際にNFT、そしてブロックチェーンは、
既存の金銭的な付加価値に革命をもたらしつつあります。

パイが決まっておらず、
そのパイを構成する要素も決まっていないので、
代数が必要です。
その代数を計算するスーパーコンピューター、
さらには量子コンピュターといった技術が、
おそらくバーチャルの世界を定義していくのでしょうが、
今のところは、そしておそらく当面の間は、
その定義は決まらないでしょう。

そのため、いちはやく、世界同時に、
新しいクリエイティブを提供していくこと。

これがあらゆる業種業態にとって、
重要なポジションになっています。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2022-06-11 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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