<第140号> インバウンド・マーケティング その2
グローバル市場開拓 メルマガ
<第140号>
インバウンド・マーケティング その2
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
21世紀に脚光を浴びたプラットフォーム。
まず、誰でも簡単にコンテンツを作って情報をグローバルに配信できるもの。
Youtube、Facebook、Twitterなど。
これらのプラットフォームを提供する側は、
情報発信の機会を提供することで広告収入を得ています。
そして、誰でも簡単にビジネスができるもの。
アップル・ストア、グーグル・プレイ、Uber、AirBnBなど。
プラットフォームを通じてビジネスの機会を提供し、
ライセンス収入を得ています。
Etsyのようなプラットフォームは創作者のデビューの場にもなりつつあります。
Amazon、Youtube、Netflixも同様に、アーティストが選ぶプラットフォームになりつつあります。
一方でこれらのプラットフォームを通じて、利用者はどんどん知恵をつけ、
既存のプラットフォームを利用するだけでは満足できなくなってきています。
そこで、自らプラットフォーム側になるビジネスモデルが広がっています。
例えばShopify。
少しの知識と大きな熱意があれば誰でもECを立ち上げることができます。
ブロックチェーンのCodaもまもなくそういったポジションになるような気がします。
Shopifyのようなビジネスモデルは既存のECプラットフォームには脅威です。
Codaによりフィンテックが店舗から消費者にまでおりてくれば、
コンベンショナルな銀行にとってさらに脅威になるでしょう。
当たり前のことですが、ITが一般消費者に身近になればなるほど、
一般消費者自身が、ITを操る機会は増え、
知識を身につけた一般消費者は自ら生産者側に回ることを求めるようになります。
便利なだけのプラットフォームを提供するビジネスは短期的には収益を得られても、
継続的にビジネスを続けるのは難しいです。
一方で、プラットフォームを選ばずに良質なコンテンツを発信し続ける限り、
時代の流れとともに情報を発信するプラットフォームが変わっても影響を受けません。
収益が目的なのか、結果なのか?
収益を目的とする限りは、時代の流れと併せて自身が変わり続けなければなりません。
収益を結果とする限りは、たとえ貧しくても自分を磨き続けなければなりません。
さて、本号の内容です。
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<第140号> インバウンド・マーケティング その2
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前号でWEBサイトの閲覧者を増やすことが
デジタルマーケティングの入り口であることについて言及させていただきました。
BtoBであれば
コーポレートサイトや製品サイトに誘導します。
WEBサイトを見た人が、すぐに欲しいと思って問い合わせをしてくれれば
それがベストですが、実際にはニーズとシーズが直ちに合致するのは、
ユーザー側がよほど緊急のニーズを持っている場合に限られます。
多くの場合はユーザーが持っているのは潜在的なニーズであり、
困っているけど何に困っているのか必ずしも明確ではありません。
そのために、入り口を広くする必要があります。
例えばメルマガの購読、セミナーへの誘導、定期的な勉強会への誘導など。
こうやって潜在ユーザーとの接点を増やし、
ユーザーのニーズをシーズに徐々に近づけていきます。
1000人WEBサイトを見れば、10人メルマガに登録し、
100000人セミナーの案内を送れば10人セミナーに参加し、
10人セミナーに参加すれば1名が実際に顧客になり、
10人顧客がいればそのうちの1名は他の顧客を紹介してくれるファンになるなど。
BtoCであれば、
ECサイトに誘導します。
ECサイトを見る人のうち一定割合が商品を検索し、
商品を検索した人のうち一定割合が問い合わせをし、
問い合わせをした人のうち一定割合が購入し、
購入をした人のうち一定割合がリピーターになる。
どちらのパターンであっても、確率論である以上、
最初の入り口であるWEBサイトへの誘導の母数が少なければ、
デジタル・マーケティングから得られる顧客、ファン、リピーターの数も少ないことになります。
そこでSEM、つまりサーチ・エンジン・マーケティングが重要となります。
SEMには、無料で行うSEO対策と、検索エンジンに広告代金を払って行う検索連動型広告があり、
一般的にはこの両方を組み合わせて行っています。
SEO対策、つまりサーチ・エンジン・オプティマイゼーションには内部対策と外部対策があり、
内部対策はコーディング含めたコンテンツの強化、
外部対策は他のサイトからの被リンクの獲得が主な対策内容となります。
そして、被リンク獲得という観点からも、SMM、
つまりソーシャル・メディア・マーケティングが重要となっています。
外部サイトからリンクを獲得するためには、
良質なサイトから多くリンクされることが第一の目標になってきますが、
ソーシャルメディアの投稿にリンクされ、その投稿がシェアされれば、
被リンクという点で強力な効果があるととともに、
その投稿から実際にWEBサイト訪問につながる効果も高いです。
このように、WEBサイトへの訪問者を増やすという施策の上で、
ソーシャル・メディアの活用の重要性がますます高まっています。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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