<第139号> インバウンド・マーケティング その1
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第139号>
インバウンド・マーケティング その1
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
新聞を定期購読するとチラシが封入されます。
新聞だけでなくチラシは重要な情報源。
その内容の多くに関心はありませんが、
関心のある内容も含まれています。
だから頼んでいないくても、チラシはお断り、とはなかなかなりません。
私も学生時代金沢で朝日新聞の配達をさせていただいていました。
新聞を配り忘れて、不配の通知を翌日受けることも多く、
それでも毎月必ず決まった金額の給料を受け取ることができ、
どれだけお世話になったか計り知れません。
私の新聞配達は5時からスタート。
でも、4時からアルバイトしている学生さんもいて、
店長と一緒にチラシを封入します。
私が5時に店につくと、もう私が配達する部数は出来上がっていて、
机の上に置いてあります。
雨の日は、新聞が一部ずつビニール袋に入っています。
たまに雪で新聞の到着が遅れることもしばしば。
その点は雪国ならではで、配達を待つ人々から怒られたことも一度もなく、
むしろ遅れても、どの家もみんな笑顔で新聞を待ってくださいました。
だいぶ遅くなってアルバイト配達員が全員帰ってくると、
みんなで温かいコーヒーを新聞店でご馳走になりました。
新聞の販売部数が減り、新聞配達店にとって
チラシから見込む収入も減少、長年地域に貢献してきた
地域の新聞配達店も業態転換を迫られています。
私が25年以上前にお世話になっていた新聞配達店も
無くなってしまいました。
時代の流れには逆らえません。
新聞も電子版の時代です。
でも、
配達先の家の方に弁当をいただいたり、
同じ家に配達する他の新聞の配達員と毎朝挨拶したり、
すっぴんでゴミを捨てに出てくる若い女の子にときめいたり、
スーパーカブの音で積もった雪が枝から落ちてくるのを楽しんだり、
カルガモ農家の鴨をスーパーカブで轢かないように気をつけたり、
デジタル化でこういったささいなことも、
無くなってしまうかと思うと、少し寂しい気がします。
さて、本号の内容です。
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<第139号> インバウンド・マーケティング その1
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マーケティングが一つの経営手法、さらには学問にまでなっている今、
この言葉の前にはいろんな言葉がつきます。
マス・マーケティング
ワンツーワン・マーケティング
パーミッション・マーケティング
リレーションシップ・マーケティング
ソーシャル・マーケティング
ペルソナ・マーケティング
プル型・マーケティング
どれもこれもカタカナで、よく意味が分かりません。
マーケティングという言葉そのものも、
セールスやプロモーションとどう違うのか、
ということを説明することも難しくなっています。
これだけマーケティングが脚光を浴び、
いろんな言葉が生まれているのは、
ビジネスにおけるマーケティングの重要性が高まっているからということは間違いないでしょう。
付加価値がお金によって表される現在において、
ファイナンス同様に、マーケティングは短期的に結果を把握しやすいです。
100円のお金を貸したら105円になって返ってきたという文脈と同じように、
100円を広告に投資したら、そこから生まれたビジネスから105円の収益を得ることができた。
など。
そのため、ファイナンス同様に、マーケティングも一つのビジネスになっています。
地域の新聞配達店がスーパーのチラシを5000部封入したら、
チラシを見た人が100人スーパーに行った。
というのも一つのマーケティングのビジネスと言えます。
1日100件電話したところ、1件から成約を得ることができた。
というのも、営業よりはマーケティングに分類されつつあるかもしれません。
デジタル化でさらにマーケティングは細分化され、階層化され、
間接的になっています。
WEBサイトを閲覧する人
メルマガを購読する人
セミナーに参加する人
コミュニティのメンバーになる人
潜在的な顧客
既存の顧客
ファン客(顧客を紹介してくれる顧客)
WEBサイトを閲覧するだけの人がいきなりファンの顧客なることはまれです。
多くの場合、マーケティングでは何かしらの誘導と数値目標が設定されます。
例えば、WEBサイトを閲覧する人が月10000人ならば、
その10000人のうち、10%をメルマガ購読に誘導しよう。
メルマガを購読している人が50000人ならば、
そのうち0.1%をセミナーに誘導しよう。
既存顧客の10%にファン客になってもらおう。
など。
こうやって、母数と確率が、最終的なビジネスの規模を決定づけることになります。
その一番最初の入り口として、WEBサイトの閲覧数が重要になりつつあります。
そしてインバウンド・マーケティングの重要性が高まっています。
次号からインバウンド・マーケティングをご紹介したいと思います。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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