<第134号> リーダーシップ 

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グローバル市場開拓 メルマガ
<第134号>
リーダーシップ
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

貧富の差はなぜ生まれるか?

このことは永遠のテーマで、資本と労働という2つの単語で、
たくさんのイデオロギーや学説が歴史の中で生まれ、
そして今再び大きな流れが起こっています。

富む人が、富まない人から搾取する。

その大義名分が、いろんな形で、パワーバランスと連携しながら、
作り出されてきましたが、
今起こっている流れは、もしかしたら資本と労働という、
これまでの議論の根本的な枠組みからはみ出す可能性があります。

働くということを、金銭という対価を得るための活動に定義したのが貨幣経済。
貨幣経済により人々は豊かさを求めるようになりました。

人々が十分豊かになった今、人々は豊かさとは別の幸せに目を向け、
そしてその幸せを、豊かさを求める中で失い、
そして環境から奪ってきたということに気がつきました。

そして労働は徐々に人間が行うのではなく、
機械が行うようにより、労働の指示も、人間ではなく、
人工知能が行うようになっています。

人間を支配する機械。
その機械を支配するのは人間か機械か?

もしそれが人間だった場合、ごくごく少数。おそらく数人。
その数人になるために人々は今競争をしているのか?
必ずしもそうではないと思います。

誰もが皆、変化に対応しながら生きている。
その変化が急速で、誰にも見えていない状況だと思います。

小魚の群れによく喩えられます。
一匹の小魚は向かう方向はわかっていない。
一匹の小魚は、隣の小魚にしたがっています。
それぞれの小魚が、それぞれ隣の小魚を見て、
大きな群れが一定の方向に向かっています。

もし私たちが小魚だとすると、
大型捕食動物にパクっと食べられるのか?
それとも
生活できる環境がなくなっていくのか?

どちらも、自分の力ではコントロールできないと思います。
たとえ強力なリーダーがいたとしても。

究極のゴールは、汝の隣人を愛せよ、ということだと思います。

それがもしできるなら、
貧富の差なんて生まれないと思います。
人間を支配する機械を支配する人間も生まれないと思います。

さて、本号の内容です。

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<第134号> リーダーシップ

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リーダーシップとマネジメントは違うと言われます。

マネジメントは、仕事の役割分担を明確にして、
各担当者のパフォーマンスを最大限引き出し、
チーム全体をゴールに導くことがその役割です。

まさにスポーツのチームワークと同じで、
それぞれのポジションがしっかりと決まっていて、
欠員が発生すれば補充をして、
常に全体が機能するように管理していくことが求められます。

マネジメントができる条件として、
各チームメンバーの仕事を知り、役割を尊重し、
課題解決の支援をし、メンバー間の衝突を解消し、
といったことが挙げられます。

そう考えるとマネージャーになれる人は限られています。
ある程度の経験なしに、マネージャーにはなれないでしょう。
旧来の日本型組織はマネージャーの育成に適していたとも言えます。

一方、今の先行きが見えない時代。
出来上がったルールの中でできる仕事は少なくなってきました。
ルールも役割分担もなく、そして道も見えない中、
自ら道を描いて、チーム全体をその道の先にある「何か」に導くという
リーダーシップが求められるようになっています。

その「何か」に共感したメンバーが、
国籍、民族、言語を問わず集まります。
メンバーは、自分で考え、自分で仕事をします。

でもいくら優秀でも、外から仕事をとってこれる人はわずか。
新規事業で外から仕事をとってくるためには、
営業力ではなく経営力、特に「信頼を得る力」が求められます。

仕事をとってくるのも、国内だけでなく、フィジカルだけでなく、
グローバルで、バーチャルな世界から仕事をとってくる必要があります。

マネジメントで求められる内容とは、
大きく異なる能力が求められるようになっています。

ただ一つ、普遍的なのは、常識力。
挨拶をする、感謝の気持ちをあらわす、恩をわすれない、
人を攻撃しない、人を排除しない、輝いているものには手を出さない
こういった常識力を身につけている人は、
時代が変わっても、フィールドが変わっても、
力を発揮すると思います。

評価されても、評価されなくても、
それが本当のリーダー。

本当のリーダーが、グローバルで求められるようになっている今、
日本のリーダーがグローバルで活躍するチャンスが
増えていると言うことを意味していると思います。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2022-01-30 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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