<第85号>プロスペクティング5
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第85号>
プロスペクティング5
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
先週はたくさんの重要なニュースがありましたが、
やはり最大のニュースはアメリカ大統領の交代だと思います。
新大統領のスピーチは毎回、新しい時代の幕開けを感じさせてくれます。
日本人の私は、どうしてもモレやムダがない無難な内容を常に目指しますが、
アメリカの人たちは、相手に伝わる明確なメッセージをしっかりと
発信するところが、本当にすごいと思います。
重要な言葉は何度も繰り返しますし、発する時に毎回情熱がこもっています。
言葉は表現である以上に、魂であるということを改めて感じました。
現在アメリカの企業で働いていますが、
組織のトップは、やはり魂を持った言葉を発する能力を持っています。
その言葉で、グローバルの社員が一斉に同じ方向を目指して動きます。
VUCAと呼ばれる時代、日本型の組織でも、
アメリカ型のリーダーシップが必要とされるのではないかと感じました。
狩猟型のアメリカの組織と、農耕型の日本の組織では
求められるリーダーシップの定義は異なり、
必ずしてもすべてを取り入れる必要もないと思います。
日本のリーダーは、人を育てる、ともに成長するといったことを重視します。
誰も見捨てないのが日本型組織の良さ。
アメリカンドリームのように、イノベーションで急成長することと、
侍魂で、義理人情を重んじ、協調しながら一歩づつ成長することの、
両方を兼ね備えることができると、日本企業はまた世界中から注目されると思います。
大統領の交代で、大きく変化するアメリカと
首相が交代しても、ほとんど変化を感じない日本を見て、
そんなふうに感じました。
さて、本号の内容です。
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<第85号> プロスペクティング5
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プロスペクティングのために、SNSをどのように活用するか?
このテーマは、企業と個人とそれぞれの立場で考える必要があります。
企業にとっては、企業のフォロワーだけでなく、
社員のつながりにもPRすることができると、
効果はより高まります。
企業のLinkedinアカウントに自社のイベントを投稿します。
その投稿は、Linkein上での企業のフォロワーに届きます。
もし、社員が、自分のLinkedinアカウントでその投稿をシェアすれば、その投稿は社員のつながりにも届きます。
例えば、企業アカウントのフォロワーが1000人ならば、
だれも「Like」や「シェア」をしなければ、投稿は1,000人にしか届きませんが、
もし、100人以上のつながりがある社員が100人、その投稿をシェアすれば、
その投稿は10,000人以上に届くことになります。
このように、企業の戦略として、SNSによるプロスペクティングを、
社員とどのように連携して行なっていくか、について、
従来のマーケティング手法にはなかった新たなテーマとなっています。
すでにグローバルに展開している企業ならば、
各市場の現地社員のSNSアカウントとうまく連携することが重要です。
SNSアカウントが個人のものである以上、
「Like」や「シャア」を社員に強要することはできません。
社員が自発的に行動するように、社員と方向性を合わせることが重要です。
各社員がターゲットとしている市場で効果的にPRできるよう、
少なくとも英語での投稿は不可欠と言えます。
その投稿を、各市場の現地社員が現地語で補足説明してシェアすることで、
各市場での認知度は高まります。
逆に、社員としてはプロスペクティングの方法として、
企業が作成したコンテンツを活用することは有益です。
企業のLinkedinアカウントが毎日のようにコンテンツを投稿していれば、
社員はそれをシェアして簡単な補足説明をつけるのみで、
毎日充実したコンテンツを自分のLinkedinアカウント上に投稿できることになります。
Linkeinでは、自分の経歴を公開しています。
現時点で、自分が所属している企業が、毎日のようにしっかりとした投稿をしていることは、
社員にとっては自分自身にとってもよいPRとなりますし、
その投稿をより多くのつながりが読んでくれれば、プロスペクティングのよい機会となります。
Linkedin上で、自社の提供するコンテンツを毎回シェアしながら、
つながりの投稿にコメントしたり、
個別にメッセージを送ったりしている間に、
徐々につながりはLinkedin上で関心を持ってくれるようになります。
今、Linkedin上でネットワーキングすることは、とても重要になっています。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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