<第61号> 機械翻訳4

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
グローバル市場開拓 メルマガ
<第61号>
機械翻訳4
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

日本の大企業の経営トップが外部から登用されるケースが増えてきました。

カルビー、サントリー、リクシルなど、超優秀な人材がたくさんいる、
日本を代表する企業が社内からではなく社外から経営者を招きます。

社外から招く経営者が、社内出身の経営者と比べて優秀かどうか?
それははわかりませんが、一つ確実に言えることは、
社内から登用された経営者は、経営者として初心者ですが、
社外から登用される経営者は、経営者として経験者ということ。

1社目での経験が2社目で、1社目と2社目での経験が3社目で、
活かせるということを考えると、その経験は貴重だと思います。
まして、1社目で成功した経営者、1社目も2社目も成功した経営者
ということになると、価値が高まっていくことは
間違いと思います。

その一方で、外部から登用された経営者は、
その会社に20年、30年いた社員と比べると、
その会社への愛着は少ないでしょう。

だからこそ、ドラスティックな改革ができるというところもあると思いますが、
長期的にその会社を見てきてない以上、その取り組みも
短期的な施策が中心とならざるを得ないと思います。

短期的な施策は、長期的な施策よりも成功する可能性も失敗する可能性も高いと思います。
そして、短期的な施策は、長期的な施策よりも選択肢としては少ないです。

逆に言えば、長期的な成長の展望が描けるならば、
外部から経営者を招く必要はないと言えます。

今、長期的な成長の展望を描ける企業はどれくらいあるでしょうか?

先が見えない時代だからこそ、経営者の外部からの登用は増えていくと思います。
そしてインターネット技術でグローバル化が急速に進んでいる今、
外部からの経営者にとって、国際経験は、必須の要件になってくると思います。

さて、本号の内容です。

><><><><><><><><><><><><><><
<第61号>
機械翻訳4
><><><><><><><><><><><><><><

言語はリアルタイムの会話の中に存在するか、
何かしらの媒体上に存在するかのどちらかです。

かつての媒体と言えば、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ。
そして今、インターネット、電子メール、電子広告、動画、デジタルカタログ
などの比率が高まっています。

機械翻訳はデジタルのプロセスなので、
機械翻訳にかけるためにはデジタル媒体上に言語が存在していることが必要です。

逆に、デジタル媒体上に言語が存在している場合、
そのデジタル媒体を丸ごと機械翻訳したいというニーズができてきます。

例えばすべて英語で書かれたワードファイルを丸ごと日本語に機械翻訳とか、
パワーポイント上に貼り付けられたエクセルデータも含めて、
パワーポイントを丸ごと英語から日本語に機械翻訳とか、
ワード、エクセル、パワーポイントなどが入った一つのZIPファイルを丸ごと
一度にすべて英語から日本語に機械翻訳とか、
PDFのデータも英語から日本語に機械翻訳とか。

実は、上記はすべてすでに実現しています。
それもかなりの精度で、しかも驚くほどの低価格で。

複数の技術が組み合わさることで、ボタン一つで、
あらゆるファイルの翻訳が自動的にできるようになっています。

そして、今この機械翻訳は動画にも適用されるようになっています。
音声データをAIがテキスト化し、テキスト化されたデータを、
機械翻訳する。
それによって、画像と字幕がずれることなく、翻訳された字幕が表示されます。

これも、複数の技術が組み合わさってできています。

この延長線上で考えると吹き替えも機械翻訳でできるようになるでしょう。
さらには同時通訳も機械翻訳でできるようになると思われます。

それが実現するのは、常に、複数の技術が組み合わさった結果。

こうしたいというニーズと、そのコアとなるテクノロジーがあれば、
そこにあらゆるテクノロジーが合わさって、瞬時にソリューションが誕生します。

そして、そのテクノロジーの大きな特徴は、アウトプットが100%ではないということ。
最後に、人間がマニュアルで、アナログで少し手を加えないと、
世の中に出せる状態にはなりません。

その事実は、この先どれだけテクノロジーが進んだとしても変わらないでしょう。

ICTの技術がどんどん増え、どんどんICTでできることが増えていくほど、
新しい人間の仕事が増えていく。

今、機械翻訳は、そのプロセスを実感できる状況にあります。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

メールマガジン「グローバル市場開拓」
☆発行責任者:牧野好和
☆公式サイト:http://www.japan-product.biz/
☆登録・解除:http://www.mag2.com/m/0001687506.html

2020-08-02 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

Related article