Launch
商品を開発して、発売するタイミングのことをLaunchというと思います。
Startとか、beginとか、これからやるぞ、といった決意を感じるのですが、Launchには、これまでの努力の成果をようやくデビューさせるというワクワク感が、背景にあると思います。
Launchに失敗するということは、つまりはLaunchまでの努力が足りなかったという現実を突きつけられることになります。現実は甘くないので、成功するLaunchはわずかであり、かつ、どれだけ努力をしたとしても、Launchで成功するとは限りません。
Launchばかりを繰り返していても、成功しないのは、学生時代にテストをうけるだけ受けて、テスト勉強もテストの結果の振り返りをしないと同じことだと思います。
ただ、Launchするのは、一人ではありません。そこにたどり着くまでに、たくさんの仲間と必死になって取り組むというプロセスがあります。学校のテストのように一人で取り組むのとはわけが違います。
成功すれば、関わった仲間が全員、「俺がやった」となり、失敗すれば、関わった仲間が全員、「お前が悪い」となります。一つの製品をLaunchするとは、すなわち、失敗を分かち合うことではなく、成功を分かち合うこと。そして、成功を分かち合うことは、自分で成功することよりも喜びははるかに大きい。だから、Launchに失敗するということの損失は、テストに落ちることよりももっと深刻です。
どうすれば、Launchに成功するか?
その答えがわかっていたら、誰も失敗しませんが、実際には、ほとんどのケースで失敗します。そして、いろんな本を読んでいて、唯一の成功のポイントは、「成功するまでやり続けること」のようです。
トランプ大統領から学ぶべき点で最も大きなことは、トランプ大統領は、大統領になるまでずっと、大統領選挙に出続けたことです。前回の選挙でヒラリー・クリントン氏に敗れていたとしても、次の大統領選でまた出馬していたでしょう。
Launch
始まりであり、終わりであり、そして、プロセスであると思います。
誰もが、何かを、Launchしています。
やめないこと、やり続けること。
そして、方向性の合わない、理念のしっかりしていないものをLaunchしないこと。
それが、大事だな、とつくづく思います。
本日もありがとうございます。