<第42号> ローカリゼーション その4
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第42号>
ローカリゼーション その4
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
ドル円の相場が大きく動いています。
1ドル=101円台まで円が急上昇したのちに、再び円安となり、
現在は110円台となっています。
輸出企業にとって、円高は大きなリスクですが、
安定しない為替はそれ以上のリスクと言えます。
株価も為替も金利も今後の動向が全く読めない中、
経済活動が停滞しています。
超優秀な方々が、超豊富なリソースを集め、
そしてたくさんの人と意見交換をしながら、
様々な方向を示してくれていますが、
何一つ、正しいと確証があるものはありません。
一番怖いのは、不安。
不安は最大の敵です。
今、必要なのは信じる力と仲間。
今こそ、気持ちを強く持ち、
心と体の健康を大事にすべきときだと思います。
人の脳は、ネガティブなことを考えているよりも、
ポジティブなことを考えた方が活性化します。
この機会に適度な運動と十分な睡眠をとって、
仲間とポジティブなコミュニケーションをして、
気持ちを前向きに持っていただきたいと思います。
さて、第42号の内容です。
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<第42号>
ローカリゼーション その4
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デジタルトランスフォーメーションが今キーワードになっています。
今アナログで処理されているものをデジタル化するといった意味から、
デジタル技術を用いて既存の概念を覆すような新たなビジネスモデルを
提供するものまで含めて、
デジタルトランスフォーメーションと言われています。
厳密には、デジタイゼーションやデジタライゼーションといった言葉が
使い分けられているようですが、
いずれにしても、デジタル技術の活用はすべてのビジネスにとって、
不可欠となっています。
ローカリゼーションについても同様です。
言語はコミュニケーションの手段としてだけでなく、
デジタルトランスフォーメーションによって、
データとして資産的な価値を持つようになっています。
質の高い翻訳データが多いほど機械翻訳の精度が高まることは
その分かりやすい例と言えます。
そして、言語そのものをデータとした見た場合、
毎日、いや毎秒、大量のデータが生み出されていることになります。
例えばニュース。同じニュースが、日本語で伝えられる場合もあれば、
英語で伝えられる場合もあれば、中国語で伝えられる場合もあります。
ニュースが同時配信されて、各国の通訳者によって、
ローカライズされて各国内で配信されます。
このローカライズされた情報そのものが、言語のデータとなります。
さらに、SNSやブログなど、各国では膨大は言語データが配信されています。
各国毎の言語データを分析することで、
各国ではどういった点に重きを置かれているかということが分析できます。
例えば、欧米ではクリスマスを家族と過ごし、日本では正月を家族と過ごすなど、
各国で文化の違いがあります。
こういった感覚で、
例えば親が子供の運動会で場所取りをする
とか、
成人式の二次会で居酒屋に行く
など、日本人独自の文化も、SNSなどの言語データを分析すれば、
海外にいても簡単に分析できることになります。
言語データを分析するだけでなく、前処理をしてAIに教え込ませれば、
海外メーカーが日本市場に参入する際に、
成功の可否を事前にAIに判定させることもできるようになると思われます。
このように、ローカリゼーションについても、
これからはデジタル技術を学び、活用していくことが欠かせなくなっています。
本日の内容は以上です。
来週も何卒よろしくお願い申し上げます。
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