brakes
「過ぎたるは及ばざるがごとし」は、本当だと思います。誰もが豊かになりたいと頑張り、そしてあるタイミングでは豊かで幸せになったが、頑張り過ぎた結果、別の形で貧しくなったということはよくある話だと思います。
昔は、畑仕事をして、運動しなくても筋骨隆々だったのに、今は座りっぱなしの運動不足。座りっぱなしで忙しいから、美味しいご飯を作る時間もない。こういった、一つ一つのことは、どこかで、「過ぎたる」が起こっている結果だと思います。
問題なのは、誰も「過ぎたる」に気がつかないこと。そして、「過ぎたる」に陥ったことがわかった時には、もう戻れないこと。
戻れないならば、せめて、ブレーキをかけることは、しなければならないと思います。
今、日本は働き方改革に取り組んでいます。働き方改革について、大丈夫か?と思う方も多いですし、実際に中小企業などは大変な思いをされていると思いますが、私は、働き方改革には、働き「過ぎ」に対するブレーキの効果があるように思います。「過ぎたるは及ばざるが如し」だから、働きすぎるは、働かないのと同じようなものだよ、と警告を発していると思います。
ただ、働き方改革は、法律なので、強制力があります。そのため、働き方改革という大きなビジネスチャンスにのろうと、様々なサービスが生まれています。働き方改革も、加熱しすぎると、やはり過ぎたるは及ばざるが如し。
ブレーキのない自動車は、走ることはできますが、人は、走ってはいけないことにして、安全を守っています。同じような発想で、最初からブレーキを定めた上で、一つひとつのことを進めることもできるんじゃないかな、と思います。
2020-02-03 | Posted in Blog | No Comments »