越谷宿(Koshigaya-juku) / 越谷(Koshigaya)

越谷宿は元荒川右岸の越谷と左岸の大沢の両地域を合わせた宿場町として栄え、千住宿に次ぐ規模ともいわれます。たびたび火災が起こった宿場町で、江戸期には寛政、文化年間などに、明治期にも2度の対価に見舞われました。

徳川家康が鷹狩りの際に訪れた「越谷御殿跡」や「家康の夜具」が残されている寺院もあり、徳川家との深い関わりを物語ります。

下の写真二つは小泉家住宅。店舗と蔵が横並びになった形式が残る越谷宿唯一の建物で、煉瓦造りの防火壁を備えています。1875年に建てられた蔵は1899年の大火でも類焼を逃れました。大火直後に再建された店、住宅には鉄製の敷居、漆喰の戸が設けられるなど、防火対策を施した造りになっています。

小泉家住宅の奥に見えるレンガの防火壁は宿場のシンボルです。

越谷の伝統工芸としても知られる雛人形。例年2月下旬から3月初旬まで「越谷宿の雛めぐり」が開催されます。

2018-03-04 | Posted in SaitamaNo Comments » 

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