馬籠宿(Magome Juku) / 中津川(Nakatsugawa)

江戸日本橋を起点に数えて、四十三番目にあたる宿場が馬籠宿です。木曽十一宿の最南端、美濃側の入口として栄えました。

水車小屋は現在は水車を利用して小水力発電を行い、宿場内の照明などに活用されています。

馬籠は急峻な坂の宿場です。大雨から守るために敷かれた石畳や、宿場に敵の侵入を防ぐため街道を鉤の手に曲げた「桝形」などが、当時の雰囲気を漂わせています。

狭い中山道の両側に軒を連ねる集落は、江戸時代の面影を今に残します。

藤村記念館は、島崎藤村の強い希望により、幼少時代を過ごした馬籠本陣跡に建設されました。処女詩集『若菜集』から絶筆『東方の門』までのすべての作品、遺愛品、直筆原稿、周辺資料など約6000点が所蔵され、展示されています。

馬籠宿の脇本陣蜂谷家の跡に建つ史料館です。蜂谷家に伝わる遺品や古文書などが展示されているほか、大名が利用した上段の間を忠実に復元しています。

恵那山は長野と岐阜にまたがる山です。古事記の時代から開かれていて、修験道として親しまれてきました。日本百名山に選ばれていて、島崎藤村も愛した山です。

馬籠峠頂上。妻籠から馬籠に向かう途中にあります。

峠に向かう道では、茶室が休憩のひと時を与えてくれます。大変親切なおもてなしをいただきました。ありがとうございます。

女滝です。

男滝です。

2017-12-09 | Posted in GifuNo Comments » 

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