円覚寺 (Enkakuji) / 鎌倉 (Kamakura)

円覚寺は弘安5年(1282年)創建の臨済宗円覚寺派の大本山です。鎌倉幕府第8代執権北条時宗が元・高麗連合の対日侵攻、元寇での殉職者を弔うため、宋の禅師・無学祖元を招聘して開山しました。

以後、一山一寧、夢窓漱石など名立たる構想が住職を務めています。夏目漱石『門』や川端康成『千羽鶴』など、多くの文学作品の舞台にもなっています。

天明5年(1785年)に禅僧・大用国師によって再建された山門は杉木立の緑と相まって荘厳な雰囲気を醸し出しています。楼上には十六羅漢像と十一面観音、十二神将を安置しています。

下の写真は居士林。出家をしていない在家の修行者・居士のための専門道場です。広く一般の方に向けて各種座禅会が催されています。

北条貞時公が、江ノ島弁財天に参籠し、天下泰平、万民和楽を祈り、正安3年(1301年)に鋳造された国宝・洪鐘(おおがね)。東日本最大の大きさを誇ります。

2017-11-12 | Posted in KanagawaNo Comments » 

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