高徳院(Koutokuin) / 鎌倉 (Kamakura)

鎌倉大仏は昭和33年(1958年)に国宝となりました。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』によれば、大仏の鋳造が始まったのは建長4年(1252年)とのことですが、造営の目的や完成年などは今も謎に包まれています。

完成時は大仏殿の中に安置されていたそうですが、度重なる天災によって建物は倒壊し、室町時代に現在のような露座の姿になったそうです。

鎌倉時代に活躍した仏師・運慶に代表される慶派の作風に、宋の仏師の影響をミックスさせた像容が特徴です。

長さ1.8m、重さ片足45kgの巨大なわらじです。茨城県の子供会が、「大仏様に日本中を行脚してもらい、万民を幸せにしてもらいたい」との思いから制作し、奉納されたそうです。

15世紀に漢陽の朝鮮王宮内に建てられた観月堂が大正13年(1924年)に高徳院に寄贈されたそうです。江戸後期の作と伝わる観音菩薩立像が安置されています。

2017-11-12 | Posted in KanagawaNo Comments » 

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