春夏秋冬 -four seasons-
アメリカで発表があったAIの共同研究。
Google, Facebook, Amazon, Microsoft, IBMという巨人連合がパートナーシップで取り組むという内容。
まるで原子力爆弾を開発するために大国同士が連合を組んだマンハッタンプロジェクトのようです。
誰かが主導しなければ、この連合は実現しません。
誰が、何のために主導したのか?
それは、分かりませんが、この連合がこれから「未知の扉」を開くための準備であることは間違いないでしょう。
「未知の扉」とは、人間の頭脳をコンピュータが超える世界への扉です。
それが一体どんな世界になるのか、人類にとってどんな危険が待っているのか?
それを検討するのがこの人工知能パートナーシップではないかと思います。
そもそも、人間は道具をつかう動物です。
いずれこの時代がやってくることは、縄文時代に鏃や石斧を作り出した時から明らかだったといえるでしょう。
常に人間は、「できない」を、道具を使うことで、「できる」に変えてきました。
キリスト教の世界は知りませんが、この教訓は、アダムのイブの時代から変わらないでしょう。
気がつけば人間は、機械の力で、夏でも涼しく、冬でも暖かい世界に暮らせるようになりました。
気がつけば人間は、わずか1日で大陸を飛び越えることができるようになりました。
気がつけば人間は、ボタン一つで、地球を壊滅できる恐ろしい兵器をもってしまいました。
気がつけば人間は、宇宙の上から自分自身を客観的に見て、しかも追跡できるようになってしまいました。
気がつけば人間は、宇宙に長期間滞在できるようになってしまいました。
そして、いよいよ、人間は、自分達を超える知能を作り出そうとしています。
このパートナーシップが生まれたということは、どこかの誰かが、いざ、その扉を開かん、
としているということでしょう。
扉を開く前に、ちょっと待てよ、本当に開いていいのかな?
ということを、確認しあうのがこのパートナーシップだと思います。
ホーキンス博士が、このことに警告を鳴らしたのは最近のことです。
今でも警告を発し続けています。
そして、誰もが、ホーキンス博士の警告について、
もし本当だとしてもずっと先のことだろうと思っていたはずです。
扉は必ず開かれます。それは歴史の定め。
新しい扉を開く時は、興味半分、恐怖半分。
怖がっていては、前に進めません。
しかし、一旦前に進んだら、もう戻れません。
昔7月にトロントに滞在した時、毎日パーティーパーティー、
週末は毎週フェスティバルでした。
8月にアンカレッジを訪れた時、ヒルトンホテルの前の仮設会場で、
バブルパーティーが開催されていました。
バブルとは、泡。泡が腰まであります。
入場資格は、水着。
入場料払って水着来てバブルパーティーに参加したら、みんなパーティーパーティー。
会場は暗く、そして泡の中で起こっていることは、見えないのでわかりません。
トロントも、アンカレッジも、極端に短い夏を楽しむための企画が徹底的に考えられています。
日本は夏がトロントやアンカレッジのように短くないから、夏のスパーク度合いはかなり負けていると思いますが、それではやっぱり夏はスパーク。
スパークできない夏を過ごしたら、とても損した気になります。
過酷な冬があるから、夏を楽しめます。
春夏秋冬があるから、人々は喜べる。
最近ずっと雨でしたが、今日は久しぶりに快晴。
近所はみんな洗濯物干して、散歩して、とても賑やかでした。
太陽がこんなに嬉しいものって、雨が続かなかったら忘れていました。
いつでも、欲しいものが何でも手にはいるわけではないから、
ありがたさを忘れないのだと思います。
未知の扉を開いら、そこに春夏秋冬はあるのかな?
なくてはならないと思います。
でも、人間がこれまでやってきたことを考えると、
「なくてはならない」ではなく、「あって欲しい」、と弱気になってしまいます。
こんなことを取りまとめるのが、
人工知能パートナーシップなのでしょう。
私も参加したいです。
どうやったら参加できるのかな。