師 -mentor-
昨日は大学のゼミの同窓会。
金沢大学法学部の国際関係論ゼミ出身者が、数年前に退官されて今は放送大学のセンター長をされている恩師の東京出張にあわせてたくさん集まりました。
私の卒業が1999年。ゼミの一期生の卒業が1985年。そして、同窓会には最近大学を卒業した先生の最後のゼミ生も参加。
同窓会はこれまでに何度か開催されていますが、昨日初めてお会いした方もたくさんいます。
驚くのは本当に皆さん似た考えを持っているということ。
国際関係の仕事に従事している方がほとんどですが、それは国際関係論のゼミを選択している時点でそういう人が集まっているためある意味当然だと思います。
しかし考え方が似ているというのは、やはり20歳前後の多感な時期に指導してくださった先生の影響がとても大きいと思います。
国際機関で働いている人、日本政府で働いている人、民間企業で働いている人、自分で事業をしている人、それぞれ向かった道は様々で、要職についている人もいればまだ若い担当の方もいます。
でも、それぞれが、みんな、先生の考え方を引き継いで、それぞれの使命感を持って仕事をしているというのは、とても大きな力だなあと思います。
私自身、一昨年、突然先生にお会いしたくなり、一人で先生に会いに金沢に行きました。
そこで、思ったこと、感じた事が、今の自分の方向性を決めています。
思い起こせば、学生時代にゼミの中で思ったこと、ディスカッションしたことが、これまでの方向性を決めてきたな、とも思います。
師が、弟子に影響を与える。
当たり前かも知れませんが、これはとてつもなく大事な事だと、改めて思いました。
いつか、自分も、師の立場になれるかな?
そのためには、まだまだ修行を続けなければなりません。
そうやって、DNAは引き継がれていくのだと思います。
おそらく、一生修行です。