<第157号> カテゴリ その4 

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グローバル市場開拓 メルマガ
<第157号>
カテゴリ その4
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

文学作品を読むと、景色の描写と人間の内面の描写を通じて、
その物語の中に入り込んでいきます。

ページをめくっているだけなのに、その場にいて、当事者になっている。

その素晴らしさを体験できるのは、

活版印刷という技術、
才能豊かな作家、
版権という仕組み、
書籍の流通、
本屋、
読者

のおかげです。

読者の存在がなければ、才能が豊かな作家の生計が成り立たないか?
きっと才能が豊かな作家は、読者がいなくても、アルバイトをしながら描き続けるでしょう。

だから、ゼロとイチではなく、何か一つがかけても、または一つ以外他のものが全部かけても、
存在は続きます。
ロゼッタストーンが2000年以上前の物語を、今に伝えてくれているように。

歴史には大きな波があり、技術も変われば、流通の仕組みも変われば、読者の嗜好も変わります。
メディアの存在がその波を伝え、その波を作ります。

印刷技術は、活字だけでなく、絵本の存在も可能にします。
写真も複写できるようになります。
波が生まれ、波が作られ、イラスト作家や写真家の活躍の場が生まれます。

今、最新の芸術は映画。

読者の存在が、文学を発展させてきたことを考えると、
英語の次に来る新しい芸術は、
新しいものと、古いものを融合したものになるはずです。

サステナビリティは、これからの時代、すべての波の源泉になると思います。

さて、本号の内容です。

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<第157号> カテゴリ その4

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製品をカテゴリ別に分類するという考え方から、
コンテンツにタグをつけるという考え方に変えることが、
データ社会では必要ということについてこれまで述べさせていただきました。

社内のコンテンツを見ると、様々なものがあります。

財務諸表
技術資料
特許
契約書
就業規則
WEBサイト
製品データベース
売り上げ情報
仕入れ情報
組織図
ニュースリリース
就業情報
給与情報
社員の健康診断
顧客情報

おそらくもっともっとあるでしょう。

カテゴリ別の分類の対象は、おそらくこの中で、
製品データベース、売り上げ情報、仕入れ情報だと思います。
ERP時代、これらの情報が連携することで、
ワークフローが改善し、様々なデータ分析が可能になりました。

ボストンコンサルティングのポートフォリオマトリックスの図を、
作ってみたり、
ファイブフォースで分析してみたり、
といったことをどの会社もされたと思います。

AI時代はデータの対象は製品データだけではありません。
既存のデータは少なくとも全てであり、さらに新しいデータをWEB等、
バーチャル空間との接点から入手しようとどの企業も必死です。

WEBで入手した潜在顧客をCRMに登録し、MAでキャンペーンを送ったり、
セミナーに誘導したり、といったことはどの会社も行っていると思いますが、
分析や活用の仕方はそれだけではありません。

WEBにアクセスした人のデータは、実は社内のどこかに眠っているかもしれません。
キャンペーンの効果が高かったコンテンツを多言語化してグローバルにも
キャンペーンを打とうと思った時、実はそのコンテンツは、
社内のどこかで英語版が存在しているかも知れません。

これらの社内に存在しているデータが有効に活用されていないことは、
資産が有効活用されていない、つまり、損失を意味します。

タグ付けさえされていれば、それをツールが拾ってくれる時代です。
データを構造化さえすれば、AIが勝手に使ってくれる時代です。

だからデータが資産であり、データのセキュリティが重要である、
ということはみんなわかっていたとしても、
なかなかタグ付けができていないというのが、多くの日本企業の実態と思います。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2022-08-07 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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