<第153号> Time to Market その6 

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グローバル市場開拓 メルマガ
<153号>
Time to Market その6
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

今私が住んでいる地域に下水処理場があります。
各家庭の下水が水再生センターと呼ばれる処理場に集まり、
そこで処理されて川に流されます。

水再生センターから処理された水が流される手前には、
川の中に大きな鯉がたくさん泳いでいます。
いろんな鳥がいるので、大きな鯉以外も魚がたくさんいると思います。
川鵜を見かけたこともあります。

水再生センターから水が流された後の川には、
鯉は一切泳いでいません。
丁度水再生センターを境に、川の景色は一変します。

しかしそのまま川沿いを下流につたっていくと、
川沿いには再び豊かな生き物が復活しています。

水処理には様々な技術が活用され、
そのおかげで私たちは豊かな生活ができています。

ただし、水を再び元通りにしているのは、科学技術だけでなく、
川の中と、河岸に住む生き物や飛んでくる鳥たちであるということを
忘れてはならないと感じます。

下水処理場なしには、水は再生しません。
下水処理場があっても、生き物なしには、水は再生しません。

見えているものと、見えていないもの、
知っていることと、知らないこと。

どうしても見えているものだけを見て、
知っていることに基づいて考えてしまいますが、
見えていないもの、知らないことの方が圧倒的に多いです。

どんな世界でも、どんな道でも、冒険に終わりはありません。
見えていないものが一つ見え、
知らないことを一つ知ること。
それが成長ということだと思います。

さて、本号の内容です。

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<第153号> Time to Market その6

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マーケティング、
ツールを使いこなすマインド
バーチャル空間
モバイル
API連携
といったことを、これまでTime to Marketのシリーズで言及させていただきました。

マーケティングという分野のマーケットはますます増え、
バーチャル空間はますます深く、
そしてUser Interfaceはますます多様になっていくでしょう。

ユーザーにリーチするチャネルは、
ますます格差が出てくると思います。
特定のアプリケーションにアクセスが集中し、
バーチャル空間で自律的な秩序が作られます。

その自律的な秩序の中で、最適なツールを連携させることで、
バーチャル空間におけるTime to Marketを実現することができます。

すでに多くの企業が、目的に応じて
様々なアプリケーションを連携させています。
SNS上ではコミュニティを作り、
自社サイトではCMSで情報発信し、
WEBサイトを通じて潜在顧客の名簿を獲得し、
MS等でメルマガを送る
といったことを自然の仕組みとして行なっています。

対象マーケットが全世界ならば、
多言語化が必要です。
そこで発信する情報を効率的に多言語化できるようなツールも連携させます。
そういったツールを導入するならば、
WEBサイトだけに連携させるだけでなく、
MA、EC、SNSなどすべてに連携をさせる方がメリットが大きいことは明らかです。

顧客向けに情報を発信するだけでなく、社員向け情報発信も重要です。
顧客にインターネット空間を通じて直接情報を届けるのではなく、
社員が会社を代表して顧客との接点になる場合は、社員向け情報発信も、
Time to Marketを実現する手法の重要な要素と言えます。

社員向け情報発信もハイブリッドになっていて、
OJTや先輩社員の背中を見て覚えるという方法だけでなく、
eLearning等の仕組みを活用することが不可欠になっています。

顧客に早く、かつ、正確な情報を届ける。
この当たり前のことについて、企業によって実現する手法が異なり、
そして結果的に競争力に大きな差を生むことになっています。

いち早く効果的なツールを知り、
いち早く導入し、
いち早く使いこなし、
いち早く他のツールと連携させ
いち早くグローバルに展開する。

Time to Marketが重要なテーマであるうちは、
上記に対して企業が投資を集中させる傾向は続く思います。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2022-07-03 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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