<第142号> インバウンド・マーケティング その4
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第142号>
インバウンド・マーケティング その4
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
私ごとながら、46歳になりました。
この年になって、
高校や大学の時の友人に会うと、
ほぼ全員共通して、
やりたいと思っていたことに何かしら関わっていて、
でも、それぞれが、まだまだ、
やりたいことが全然出てきていないと思っています。
例えば、釣りが大好きだった友人は、
大学時代は「一生釣りをしたい」と言っていて、今も世界中で釣りをしています。
本業はサラリーマン。出世をしていて、組織も持っているのですが、
もっともっと、釣りをしたいと思っています。
こんな感じで、医者とか弁護士とか教師とか、
専門の職業につきたいと思っていた友人が実際そういった職業についていても、
やっぱりまだまだ、やりたかったことができていない、
と言っています。
なんでもいいからお金を稼ぎたいといっていた友人は、
すごくお金を稼いでいます。
でもやっぱり、まだまだ稼ぎ足りないと言っています。
現状に満足をしているようでもあり、
満足をしていないようでもあり、
誰もが努力をしていて、
誰もが何かしらの後悔をしていて、
人間とは、こういう生き物なのかと思います。
隣の芝が青く見える限りは、
一生ゴールには辿り着けないかと思います。
ゴールに辿り着けないことこそ、
最高の幸せかも知れません。
隣の芝生が青く見えると、戦いを挑みたくなります。
その気持ちがあるから競争が生まれ、
人は成長します。
でも、隣の芝生が青いから、
その芝生を奪おうという気持ちになると、
いろんな人が犠牲になり、
そして最後には自らを滅ぼすことになります。
一生ゴールには辿り着けないということを受け入れることができる人は、
常に自分の弱さと戦い続ける強い心をもった人だと思います。
競争に勝ち続けて、権力を手に入れた人は、
きっと強い心をもった人だと思います。
撤退することも勇気、現状を受け入れることも勇気。
世界の平和が維持されることを願っています。
さて、本号の内容です。
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<第142号> インバウンド・マーケティング その4
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サーチ・エンジン・マーケティングや、
ソーシャル・メディア・マーケティングは、
インターネット上で「見つけてもらう」ための施策と言えます。
しかし、インターネット上で「見つけてもらう」のは、
あくまで入り口、最初の一歩に過ぎません。
その後、
定期的に訪れてもらう
なにかしらの行動を起こしてもらう
といったことが重要です。
そのためには、まずWEBサイトのコンテンツが、
検索エンジンで検索した内容から乖離していないことが大前提です。
一度検索して、たどり着いて、期待と異なっていた場合、
再び訪れてくれることはないでしょう。
グローバルなデジタル・マーケティングでは、こういったことがよく起こります。
インターネットを活用して、海外顧客を開拓しようと
WEBサイトを多言語して、検索エンジン最適化を多言語で行い、
多言語での検索連動広告に多大な投資を行なっても、
国内同様の効果を挙げることができないということは多々あります。
これは真の意味でのローカリゼーションができていない故に起こります。
よくあることとしては、日本語の検索キーワードをそのまま多言語化しているケース。
日本で通用する検索キーワードの翻訳が
海外でも検索キーワードとして通用するかどうかは全く別問題です。
それぞれの国で、それぞれのマーケットで、それぞれの商品で、
最適なキーワードを選ぶ必要があります。
選定したキーワードが別の解釈として通用してしまうと、
WEBサイトを訪れてみたら期待外れだったということが起こりえます。
BtoBのサイトでは、業界用語は同じ業界内ならば普及していますが、
BtoCの場合は単語が身近な故にこういった間違いはよく起こります。
特に現地の企業と競争しようという場合は、
検索キーワードの妥当性は現地の情報に基づいて判断することが不可欠です。
参入するマーケットではどのような検索キーワードのヒット率が高いか?
競合はどのような検索キーワードを現地で設定しているか?
自社が現地企業とどのような差別化が可能か?
当該マーケットについて、現地でどのようなコミュニティが存在しているか?
現地ではどのようなインフルエンサーが存在しているか?
こういった情報に基づいて、デジタル・マーケティングへの投資を
戦略的に投入することが必要です。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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