<第118号>チームワーク
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第118号>
チームワーク
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
チームワークという言葉からはスポーツがイメージされます。
野球、サッカー、ラグビーのようなチーム種目に限らず、
体操、陸上、水泳といった個人種目でも、
チームの力が結果を大きく左右します。
スポーツの場合、目標が「勝利」という形ではっきりしていて、
その競技には明確なルールが存在しているので、
個人の役割も、役割に応じた人員配置も明確になります。
野球での四番バッター、サッカーのFW、アメフトのQBなど、
スターの存在があるのもチームメンバーの存在があってこそです。
仕事も同じで、チームワークで仕事が回るようになると
「ビジネスモデル」と言われるようになります。
仕事の場合は、チームの目標も個人の目標も、普遍的なものではなく、
都度決められることになりますし、
チームの人数もサッカーだから11人、野球だから9人というわけにはいかず、
チームメンバーの役割も、キーパーだからとか、ショートだからというわけにはいきません。
メンバーの数も、メンバーの役割も、都度変わります。
営業がいて、開発がいて、研究がいて、といったチームもあれば、
組織が大きくなれば、営業の中でも役割が細分化されて、
営業の中だけでいくつものチームができるようになります。
スポーツと同じで、仕事もチームの力が成果を大きく左右します。
そして今、スポーツと同じで仕事のチームメンバーもグローバルになっています。
育った環境も、価値観も、母国語も、働き方も異なるチームメンバーと一緒に仕事をして、
最大限の効果を上げることが、マネジメントに求められるようになっています。
さて、本号の内容です。
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<第118号> チームワーク
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チームという考え方が大きく変わっています。
かつてはチームメンバーは組織への帰属意識が高く、
組織の指揮命令系統の中で役割を遂行するという考え方でしたが、
今はそういった考え方では仕事はきてくれません。
チームの中であっても、自分の存在をしっかりと認めさせて、
自分の仕事を取ってくることが必要になっています。
それができなければ、外注した方が安く、かつ専門性が高いという判断がなされ、
だんだん役割がなくなっていってしまいます。
日本型組織では、人材の流動性が高まっているので
この傾向は今後ますます加速していくでしょう。
逆にチームを構成する側からすれば、
役割を遂行することができるメンバーを社内外問わず、
国内外問わず集めやすい環境になっています。
メンバーがいて、役割があって、サービスや製品を生み出す仕組みがあって、
そのサービスや製品を必要する顧客を探してくる
というビジネスモデルではなく、
何かしらの課題があって、その課題を解決する方法を考え、
その解決できる方法を遂行できるメンバーを探し、
チームワークで課題を解決する
というビジネスモデルに変わってきています。
ウォーターフォールではなくアジャイルといった開発思考もそうですが、
あらゆるチームワークが、
柔軟にそしてボーダーレスになっています。
課題を解決するという一つのミッションの下に集まったチームメンバーを
繋ぎ止めるのは、一つには収入であり、一つには仕事そのものの意義であり、
そして究極的にはチームメンバー間の人間関係だと思います。
かつてのピラミッド型組織のように上位下達の指揮命令があれば、
チームメンバー間の人間関係の矛盾も飲み込むことができましたが、
柔軟でボーダーレスで、フラットな組織では、
チームメンバー間の人間関係がうまくいかないと、
チームが崩壊し、成果はゼロという結果になってしまいます。
柔軟で、ボーダーレスで、フラットな
チームメンバー間のコミュニケーションを円滑化するために、
Slack、Microsoft Teams等のツールを用いて、
ビジネスチャットとビデオ会議が効果的に活用されるようになっています。
こういった新しいツールを活用しながら、
マネージャーが統括管理するのではなく、メンバーの自律的参加が必要な
コミュニケーションを生み出し、育てるためのノウハウが重要になっています。
こういったチームが自律的に発生し、自律的に活性化している企業は、
すでにグローバルにも、日本にも、いくつも存在しています。
こういったチームワークが今できている企業と
できていない企業の差は、じわりじわりと広がっていくと思います。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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