<第103号> ESGその3

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グローバル市場開拓 メルマガ
<第103号>
ESGその3
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

セリル・ディオンのドキュメンタリー映画Demain。

メラニー・ローランとセリル・ディオンが
地球の未来のための様々な活動を紹介しています。

2016年のセザール賞を受賞し、フランスで100万人以上がみて、
世界26ヶ国で翻訳されて上映された作品です。
https://www.tomorrow-documentary.com

子供達は商業的なトレンドのおもちゃに振り回され
喫茶店では人々はスマホを眺め
大都市の色はビルの灰色になっていく

Demainでは今のこのような社会が

子供達は木のおもちゃで遊び、
会話をすることを目的とした喫茶店があり、
都市の中に畑がある

そんな未来になるような希望をもたせてくれる、
実際の活動を専門的な知見とともに紹介してくれています。

ペンは剣よりつよし。

剣には原爆が加わっていますが、
ペンにも映像が加わり、全世界にインターネットで配信できます。

ストーリーの持つ力、それは人々に希望を抱かせる力だと思います。
希望を抱く人が一人増え、一人が二人に伝え
という形で広がっていき、世界を正しい方向に導きます。

Take concrete step to a sustainable future

地球を守るための活動はまだ始まったばかりです。

さて本号の内容です。

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<第103号> ESGその3

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社会課題解決のための活動はこれまで様々な形で行われてきました。

日本ではODAが重視されてきました。

世界195ヵ国のうち、150カ国以上が発展途上国であり、
ODAはOECD加盟の先進国が環境・感染症の予防・紛争解決等の
ために途上国に金銭的な支援や技術的な支援を提供してきました。

日本は1989年から2001年まで、世界で最もODAを提供してきましたが、
今はアメリカ、イギリス、ドイツ等を下回っています。

そして社会課題解決のための活動として、
国連が様々な形で貢献しています。

食料問題に取り組むFAO、公衆衛生に取り組むWHO、
その他難民、経済協力、農業、様々な機関が高い専門性で取り組んでいます。

国連の予算は分担率に応じて各国が負担しています。
それ以外にもWFPやUNHCRなどでは、
寄付のための基金が大きな役割を果たしています。

このように大きな予算と一流の専門知識をもった人員を抱える
国連機関によって社会解決の解決のための活動が行われてきました。
これらの活動によって救われた命、維持された生態系、
その他解決された課題は数えきれないほどあると思います。

その一方で、企業の活動は真逆の動きをしてきました。
富を得るために格差を拡大し、環境を破壊してきました。

各企業は、社会のニーズを満たすために取り組んでいても、
全体最適ではなく競争原理で動いているために、
競争が拡大すればするほど、社会課題も増大してきました。

その大きな流れが今、ESGによって変わろうとしています。

企業の活動の一部が各国に税金として徴収され、
税金によって成り立つ各国の予算の中のごく一部が、
拠出金として国連に拠出され、
国連の各機関はそれらの予算の活動の範囲内で活動します。

この一連の仕組みの入り口である、企業の活動そのものが、
社会課題の解決に向けられることで、
従来とは比べ物にならない規模の活動が、
社会課題の解決に向けられることになります。

そして、これがサステイナブルな社会を取り戻すための、
今見えている唯一の希望といえます。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2021-05-30 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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