<第99号> 生鮮食品
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第99号>
生鮮食品
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
かつて日本食ブームと言われましたが、
ブームではなく日本食が世界ですっかり定着しました。
海外の人が生の魚を食べることに抵抗があったのも昔の話で、
今は世界中でSushiが人気です。
カリフォルニア・ロールのように、
アボカドを巻いたり、
海苔を内側に巻いたり、
現地の文化に併せて、
Sushiが土着しています。
水産物が豊かな地域では、
日本でもなかなか食べられない新鮮なネタで、
地元の旬のSushiを食べることができます。
海外でSushiを食べることは、
日本の味を楽しむことと、
海外ならではの味を楽しむことができ、
まさに二度美味しい体験です。
Sushiに限らず日本食レストランは世界中で増えています。
日本酒の海外での人気も高まっており、
日本からの輸出も増えていて海外で日本酒を生産する企業もあります。
食、アニメといった日本の文化が世界の注目を集めており、
2025年の関西・大阪万博に向けて
さらにこの人気は高まっていくのでないかと思います。
日本の人気が高まれば高まるほど、
日本人として、日本の文化をきちんと海外で説明できるように
ならないといけないことを感じます。
日本文化はこれまで学校で教わる機会はなかなかなかったので、
自分で学んでいかなければなりません。
いざ、学ぼうとすると、身の周りに素晴らしい文化が
こんなにたくさんあったんだと、気づかせてくれます。
せめて日本食の正しい食べ方くらいは、
きちんと説明できるようになりたいなと思います。
さて、本号の内容です。
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<第99号> 生鮮食品
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農林水産省の統計によると、
2020年の農林水産物・食品の輸出額は9,217億円。
2012年が4,497億円だったことと比べると倍以上になっています。
全体として順調に毎年伸び続けていますが、
地域別に見ると輸出が伸びている国もあれば減っている国もあります。
品目別に見ると、地域別に輸出品目が全く異なることもわかります。
東南アジア向けには水産物の輸出が多く、かつ伸びている一方で、
韓国などでは日本の水産物の輸入規制があります。
香港向けには鶏卵が多く、
生で食べられる日本の鶏卵の人気が高まっています。
食はもともと、地産地消が原則です。
さらに生鮮食品となると消費期限が短く、
かつ輸送コストも高いという課題があります。
そのため、
1)現地産品との差別化
2)輸出コストの低減
3)物流体制の確立
の3つが揃わないと、生鮮食品の輸出は難しいと言えます。
単品で輸出を確立するのは相当難しく、
複数の生産食品をまとめることで、
物流コストを下げ、
かつ現地代理店を活用して、
在庫ロスが発生しないような現地販売網を構築することが必要と言えます。
この点で、関西・食・輸出推進事業協同組合
https://www.japan-foods.jp
の活動に注目が集まっています。
組合としてブランディング・プロモーション活動を行い、
かつ物流面も組合が面倒を見るので、
日本の中小事業者でも、
海外展開に取り組むことができます。
プロモーション活動としては、
WEBサイトへの掲載の他、
現地での展示会や催事への参加も行っており、
日本の政府が協賛する国内イベントへの参加
現地政府が協賛する海外イベントへの参加
など、活発に活動しています。
もちろん組合以外にも、商社経由の輸出、
長崎魚市場など、卸売が取りまとめて輸出しているなど、
様々なケースがあります。
銀行が支援をしているケースもあります。
生鮮食品の輸出に重要なのはこういった販路。
その販路の種類が広がっていることが、
日本の生鮮食品の輸出が増えていることの大きな理由と言えます。
生鮮食品の輸出は難しいですが、
国をあげて取り組んでいて、
日本食ブランドが高まっていて、
販路が拡大している今、
チャンスであると言うこともできます。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。
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