<第84号>プロスペクティング4
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グローバル市場開拓 メルマガ
<第84号>
プロスペクティング4
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。
イノベーションは、最初はなんでも反対多数の中でスタートします。
既存の延長線上では、成長が見込めないことが分かっていても、
新しい試みには必ず、「それで結果は出るの?」
という問いがついてきます。
「やってみないとわからない」
が、唯一の答えですが、
企業という組織で動いている限りは、
この答えでは前に進めることができず、
結果としてイノベーションは起こりません。
前に進めるためには
「必ず結果を出す」というしかありません。
「前に進めるためには、ハッタリも必要」と思いながら、
「必ず結果を出す」と言うのか、
「結果がでるまで必ずやり続けよう」と思いながら、
「必ず結果を出す」と言うのか、
根拠はないけど、一歩を踏み出せば、
周りが助けてくれるはずだと信じて、
自分が全責任を負う覚悟で、
「必ず結果を出す」と言うのか、
それぞれ、やり方は違うと思いますが、
共通するのは、
・リスクを負うこと、
・自分を信じること、
・周りを信じること、
・最後までやり切ること
だと思います。
知識や経験よりも、信じる力がより重要な時代になってきていると、
強く感じます。
さて、本号の内容です。
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<第84号> プロスペクティング4
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私たちは、業務をどんどん細分化して、役割分担をして、
専門特化することで生産性を高めてきたので、
ビジネスパーソンの多くは、
「やること」と「やらないこと」を選別し、
「やるべきこと」に特化していると思います。
そのため、
マーケティングはマーケティング部門の仕事、
ブランディングはブランディング部門の仕事、
と考えている方は多いと思います。
一方で、マーケティング部門の仕事である、
「情報発信」に関しては従来と大きく考え方が変わりました。
マス・マーケティングの場合は、
マーケティング予算は大きく、
テレビ、ラジオ、インターネット広告など、
それぞれターゲットもマーケティング効果も異なるため、
媒体も、媒体に応じたコンテンツも慎重に検討し、
費用対効果の高い手法に継続的に取り組むことが重要でした。
一方で、今は、SNSを通じて、誰でも、何時でも、簡単に情報発信ができる時代です。
そしてSNSで情報発信をすることで、個人のレベルでネットワーキングができます。
自社製品に関心のあるターゲットと直接つながり、
SNS上で情報交換ができるようになっています。
特に今、BtoBではLinkedinが重要な媒体となっています。
Linkeinで自由にネットワークグループを作ることができ、
そのグループの参加者は世界中から募ることができます。
自動車、建設、デジタルヘルス、ブロックチェーンなど、
テーマに応じて、多くのグループがすでに存在しており、
世界中から何万人というその分野に特化した人材が参加しています。
それらのネットワークに参加して、
ネットワーク内で発信力を高めること自体、
プロスペクティングのためのマーケティング効果は高いですが、
ネットワーク内の人材と直接繋がり、
個別にコミュニケーションを行うことで、
ネットワーク内の人材がプロスペクトになる可能性は高まります。
さらに、自らネットワーク・グループを新たにつくり、
運営した場合は、そのネットワークメンバー全体に対する影響力も高まります。
一方で、SNSはリスクもはらみます。
SNSで社員が機密情報を投稿したり、自社の信用を毀損するような内容を投稿した場合、
会社に与えるダメージは計り知れません。
そのため、SNSを通じた個人によるマーケティングを奨励するとともに、
SNSの運用に関しては明確な指針を設けている企業も多いです。
例えば、コンテンツを自身で作成するのではなく、
Linkein、Facebook、Twitter用のそれぞれのコンテンツを会社が多言語で制作し、
それらのコンテンツを自由に各国の各社員が投稿しているという場合もあります。
この場合、各社員がそれぞれ築いたネットワーク上のプロスペクトに、
自社の画一的なコンテンツを効果的に届けることができます。
プロスペクティングの手法としてSNSを
「どのように活用するか」というテーマは、
マーケティング戦略として、重要性は高まっています。
本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願い申し上げます。
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