山本有三記念館(Yuzo Yamamoto Memorial Museum) / 三鷹 (Mitaka)

三鷹市山本有三記念館は、作家・山本有三が1936年から1946年まで家族と暮らした家です。
現在は通年の常設展と半年毎にテーマを設けた企画展を通して、山本有三の障害と作品を紹介するとともに、講演会や朗読会などの関連事業が実施されています。

山本有三は栃木県下都賀郡栃木町生まれ。本名勇造。一時は家業の呉服商につくが、22歳で一高に入学、東京帝大独文科を卒業後に創作家として出発し、「生命の冠」「坂崎出羽守」「同志の人々」などで地歩を固めた。小説の世界にも進出し、「波」「女の一生」や国民的作品の「路傍の石」を執筆。先駆的な子供向け教育叢書「日本少国民文庫」の編集も手掛けた。国語問題に取り組むとともに、戦後は参議院銀としても活躍し、1965年に文化勲章を受賞。「濁流」を連載中に86歳で亡くなり絶筆となった。
以上、山本有三記念館資料より

大正末期に建てられた本格的な洋風建築であり、石を自然に積み上げたような煙突や個性的にデザインされた3つの暖炉が見所です。独自の流行を取り入れるとともに、様々な建築様式が融合されており、希少な建築物として1994年に三鷹市有形文化財に指定されました。




2020-08-09 | Posted in Tokyo | No Comments »