<第50号> SDGsとビジネス

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グローバル市場開拓 メルマガ
<第50号>
SDGsとビジネス
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こんにちは
グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の牧野好和です。

大学時代の大恩師からゼミの歴代メンバー全員に対して、
健康を気遣うメールをいただきました。

メンバーの一人がエチオピアで活躍をしており、
その活動の内容がインターネット上で取り上げられたのが
きっかけです。

先生からのメールにたくさんのゼミOBから
近況報告の返信がありました。

その中で、そのエチオピアで活躍しているゼミOBの
「日本にはバッタもいないし、子供が外を普通に歩ける。」
というコメントがあり、はっと思いました。

誰もが今、苦しい思いをしていますが、
いつか平常に戻ると信じることで、力を与えてくれます。

その「平常」の基準が新興国と日本とは大きく違います。
今、私たちが苦しんでいる状況は、新興国の「平常」と比べたら、
もしかしたら、パラダイスな環境かも知れません。

新興国に住んだことがないので、空想かも知れませんが、
コロナ禍が落ち着いたら、必ずエチオピアを訪れよう、
と思いました。

さて、本号の内容です。

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<第50号>
SDGsとビジネス
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新興国が抱える社会的課題を解決するための、
先進国の支援の中心は、ODAです。

ODAは、先進国の政府によって、
資金供与、借款、技術支援のような形で行われています。

そして近年はSDGsが注目されています。
街を歩いていると、必ずSDGsのバッヂをつけたスーツ姿の方に出会います。

ODAとSDGsとは何もかも根本的に異なりますが、
大きく合致している点は「新興国の課題を解決する」ことを目指している点、
大きく異なっている点は「政府が担うか、民間が担うか」という点
と言えます。

このことは、社会的課題の解決は人類普遍的なテーマであるということと、
それを解決する手法は日々発展しており、
そこにはイデオロギーやテクノロジーが関わっているということを
意味していると言えます。

言葉を変えると、かつて、
社会的課題の解決は収益と無関係だった企業も、
社会的課題の解決に貢献できないと、
存在意義そのものが問われるようになっています。

環境問題、エネルギー、食糧問題など、世界には様々な課題が存在しています。
その解決を民間企業が担うことができるほど、
民間企業の存在感は大きくなり、
民間企業の提供するテクノロジーやサービスへの期待は大きくなっているということだと思います。

民間企業が提供する価値は、付加価値よりも、
もっと根源的な価値になりつつあります。

マーケットという意味では「付加」の部分よりも「根源」の部分の方が大きく
そしてそのマーケットで存在意義を高める方法は、
競争ではなく貢献となるでしょう。

そして、そのマーケットは、今までのマーケットを覆すものではなく、
今までのマーケットの延長線上にあります。
つまり、今存在している企業は、すべて、SDGsにおける何かしらの貢献を期待されています。

そのマーケットは、最初からグローバルです。

本号の内容は以上です。
来週もよろしくお願いいたします。

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2020-05-17 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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