Local Community

市場がグローバルになると、グローバル企業との競争になります。一方、ローカルな市場でビジネスをしていても、グローバル企業が乗り込んできます。

グローバル企業は分業が進んでいるので、低コストで様々なサービスをプロデュースすることができます。価格では、ローカルな企業はグローバルな企業には勝てません。

一方、ローカルな企業は、そこで働いている人は、そこに住んでいる人です。グローバル企業のようなダイナミックでスピーディな展開はできないかも知れませんが、土着して、顔を見える関係で、信頼関係を築いてきたという歴史を持ちます。

問題は、コストは見えるが、信頼は見えないということ。利益を追求する限りは、どうしても見えるものに目がいってしまいます。信頼を目に見えるようにものにしたいと、CSなど様々な指標が開発されていますが、結局、主観的な要素を客観的なものにするのは限界があります。

ローカルは、ローカルであるということだけでも価値があります。超巨大な企業でも、すべてを自分だけで関係することはできません。自社の工場で働く人は、その地域で住む人だし、自社に部品を提供してくれる企業は、その地域の企業であったりします。

ローカルは、グローバルにとっても重要なもの。でも、目に見えない。

ローカルは、つながりです。つながりを支えるのは信頼です。

上を見ると、足元に目がいかなくなることがあります。

いつもそこにある市役所。地域の自治会。消防団。外に目を向ければ向けるほど、ローカルコミュニティに支えられていることを感じざるを得ません。

2020-02-13 | Posted in BlogNo Comments » 

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