<第1号>ビジネス英語について

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グローバル市場開拓 メルマガ

<第1号>

ビジネス英語について

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こんにちは

グローバル市場開拓メルマガ 発行責任者の古白です。

「わかる」と「できる」は違うと言われます。

確かに本を読んでわかったつもりでいても、

実際にやってみるとできないことがたくさんあります。

例えば、レシピを読んで理解したからといって、

必ず美味しい料理ができるわけではありません。

わかって、かつ、できた場合、その喜びはますます大きいと思います。

語学を勉強していると、

一生懸命勉強してわかった時も嬉しいですが、

実際にその言葉を使ってコミュニケーションをした時は、

さらに嬉しいです。

「できる」を実感できることが、

語学を学ぶ最大の喜びであると思います。

さて、第1号の内容です。

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<第1号>

ビジネス英語について

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グローバルでビジネスをする上で、

最も重要なのはビジネスの内容であり、

英語はコミュニケーションのツールの一つに過ぎません。

したがって英語ができれば、ビジネスができるという訳ではありません。

しかしながら、時間のスピードが早い現代において、

ビジネスパートナーと英語で直接コミュニケーションすることの重要性は

かつてよりも高まっています。

むしろ、メール・チャット・テレビ電話でのやりとりが普通になっている今、

英語でコミュニケーションできることが不可欠になりつつあると言えます。

よく、ビジネスでは「必要最小限の英語ができれば大丈夫」と言われますが、

私も賛成です。

必ずしもネイティブのような発音で、スピーディに話すことができなくても、

しっかりと伝わることが重要です。

その一方で、この「必要最小限の英語」について、

間違った理解をしてしまうと危険です。

例えば、もし海外の企業からカタコトの日本語で

アプローチを受けたとして、

以下の二つの内容の印象の違いを比べてみてください。

第一案:「一度、試しに使っていただけたらとありがたく思います」

第二案:「あなたに早く使って欲しい」

どう考えても、第一案の方が好印象だと思います。

では、第一案と第二案を英語にしてみます。

第一案:I would appreciate if you could have a small demonstration with our products.

第二案:I hope that you try to use our product as soon as possible.

英語にすると、日本人の感覚では、第二案でも違和感がないと思いますし、

実際に多くのビジネスシーンでこういった内容が使われています。

しかしながら、親しい間柄ならば第二案で問題ありませんが、

もし初めてアプローチを受ける時に、第二案のような内容のメッセージを受け取ると、

日本であっても英語であっても、直接的でビックリしてしまいます。

ビジネス英語では「婉曲的な表現」を心がけるだけで

相手に与える印象が大きく変わります。

例えば

1)過去形を使う(wouldやwas)。

2)主語を人ではなく物にして受動態にすることで直接的な表現を避ける。

3)ifを用いて相手側の判断を尊重する姿勢を与える。

といったことで婉曲性が表現できます。

実は気をつけていれば普通に使っている内容もたくさんあります。

特に、would like to は want よりも丁寧な表現であるということは、

皆さまよくご存知だと思います。

このように、

I would appreciate if ~

I was wondering if ~

I am looking forward to ~

といった丁寧な表現を心がけていれば、

語彙が決して豊富でなくても、

距離が離れた相手に対して誠意を伝えることができます。

伝えたいことを論理的に、コンパクトに伝える上で、

英語は大変便利な言語ですが、

まずは上記のような丁寧な表現を身につけることが重要で、

シンプルな表現を利用するのは親しくなってからの方が望ましいと思います。

ビジネスにおいて「必要最低限の英語」とは、

ASAPやFYIのような内容よりも、

「誠意を伝えるための丁寧な表現」のレパートリーであると言えます。

第1号の内容は以上です。

今後ともグローバル市場開拓 メルマガをよろしくお願いいたします。

2019-05-26 | Posted in Mail Magazine Back NumberNo Comments » 

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