Influence People
昨日は勉強会に参加しました。行政、大学教授、医師、民間のパネラーの方々から大変な刺激を受けました。
世の中で働いている中で、圧倒的に多いのは民間企業で働いている人です。民間企業が動けば、世の中が動きますが、民間企業が動かなければ世の中は動きません。
そういった中で、行政の方はどうすれば民間が動くかを必死になって日々考えていると思いますし、大学は正しい方向に進むための知識の裏付けをしてくれていると思いますし、医師や弁護士など専門家の方は、弱者を守る、助けるために専門領域を磨き、追求し、もし間違った方向にあったら、現場でそれを正す方向を導いてくれていると思います。
そして動くのは民間企業。民間企業が追求しているのは利益。行政や大学や専門家と向いている方向が若干違うような気がしますが、でも利益を追求することで、社会は回る。今お金が世界の共通言語だからそうなるのだと思います。
その一方で、お金だけで動いても、うまくはいかない。お金で始まれば、お金で終わるので結局何も残りません。
人を動かすのは、理念、信念、情熱、希望。あるいは恐怖や危機感。いずれにしても、こういったことをきちんと伝えるという行政さらには立法の役割は果てしなく重要です。そして日本は、正義感の強い人々が行政を担っているので成り立っています。
企業が100あれば、100とおりの理念、信念、情熱、希望、あるいは恐怖や危機感があります。それが一つの方向を見ないと、世の中は動きません。
一度破壊して、まっさらにしてしまうとそれができるという考え方も、世界の主流の経済学の一つにはあるようですが、それはたしかにそうですが、それで幸せになる人よりも犠牲になる人の方が多いと思います。
みんなが幸せになるためには、議論、議論、議論。人が動くためには、議論を尽くした末に、お互いの利害を一致させることだと思います。
最近、議論する機会が少なくなってきたな、と思います。議論する機会が少なくなってきたということは、誰かが、どこかで我慢をして、誰かが、どこかで、無理を通しているのだと思います。それをやっていると、右と左の距離がどんどん離れていってしまいます。