Fear

新しい国に行くとき、ワクワクします。どんな冒険が待っているだろうと思います。そして、よほどのことがない限りは、楽しい思い出とともに帰ってくることになります。

まだそんなに海外出張をしていないとき、まさか海外で体を壊すなんて考えもしませんでした。しかし、2回目くらいの中国出張で、福州で美味しい海産物を日本と同じ感覚で食べていたら、翌朝大変激しく体調を壊しました。

そのまま病院で入院。予定していたミーティングには当然行けず、しかも顧客が病院にまでお見舞いに来てくれるという、大変なさけない経験をしました。

そこで相当懲りたのですが、これまでの人生、合計3回、海外で体を壊しました。今では相当慎重になっています。

人間、どうしても甘えが出てきます。甘えは身を滅ぼします。

そこで重要なのは恐怖だと思います。例えば、南アフリカとかモザンビークに行くときは、相当脅されました。洪水のタイに行くときも、紛争中のエジプトに行くときも、覚悟を決めていきました。そういう時っていうのは、大抵、何事もありません。体を壊したり、怪我をしたりするのは、むしろ恐怖心がないとき。

もちろん、進んで危ないところに行く必要はないですが、海外に行く場合は、危険なところに覚悟して相当慎重になっていくのと、あまり危険と思われていないところに油断していくのとでは、後者の方が危険だと思います。

恐怖。

この感覚を忘れると、人は怪我をしたり病気になったりしやすくなるのだと思います。

2019-05-14 | Posted in BlogNo Comments » 

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