Vice Versa

AI技術がすごい勢いで発展しています。私たちが身近に感じるのAIの経済的な活用ですが、AIは軍事面でも当然活用ができ、見えないところでもAIを活用した開発競争が繰り広げられています。

シンギュラリティという言葉があり、現実にそれが訪れるか否かといった議論もありますが、旧石器時代より人間は道具を使う生き物であり、道具を使いこなした人間が他の人間を支配してきたことを考えると、シンギュラリティを考える前に、悪い人間がAIを使いこなすことに対する対策を考えた方が良さそうです。

多くの技術が、軍事的に使われることで発展をしてきました。火薬も原子力もそもそもは人々の生活を豊かにするために開発されたにもかかわらず、多くの人の命を奪う兵器として活用されてきました。

AIもきっと、そうなります。悪いAIと、良いAIと、AIを使いこなす良い人間と、AIを使いこなす悪い人間。おそらく最初の脅威は、AIを使いこなす悪い人間だと思います。

スティーブン・キング著の「スタンド」では、良い人間と悪い人間が分かれて戦います。正しいものが勝つのではなく、勝つものが正しい。歴史は繰り返します。

裕福な人の暮らしは、貧しい人の労働によって支えられています。裕福な国の経済は、貧しい国の人の生産活動によって支えられています。人ができる生産は限られている。それにもかかわらず、富む人と貧しい人が存在するのは、善意の顔をした搾取の構造が構築されているからです。でも搾取の構造は長くは続きません。努力は必ず報われる。

搾取があまりにも長く続くと、いずれ恨みが生まれます。AIの技術は既存の秩序を覆すほどの可能性を秘めています。

「スタンド」では、悪の支配をかろうじて神が救います。

AIの技術が進めば進むほど、支配的な力を持つのは、AIを活用する「悪い人間」でしょう。AIを活用する「良い人間」は、AIの力を自分の力として使うのではなく、地球環境の保護や格差の是正など、人類全体の繁栄のための力として使うので、私利私欲を目的とした搾取構造を作るために、AIを使う「悪い人間」に対して、「力」で勝てるはずがありません。

「力」で勝てないとわかっていても、AIの力を「善」のために使い、決して「悪」のために使わないと言い切れるかどうか?

「善人」であり続けるためには、神を信じる他ありません。信じ続けたいと思います。

2019-04-26 | Posted in BlogNo Comments » 

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