Construction

すてきな喫茶店にあった机です。

立ったり座ったり、高さを自由に調整できるようです。木の色もすてきです。

新らしい雰囲気で仕事をすると新しいアイデアも生まれます。

さて、文章を作っていると、最初に書こうとした内容とは全く違う内容で完成することがよくあります。メールを描く場合はほとんどそういったことはないのですが、コラムや物語を書く場合はに、全く違う内容になることが多いと思います。

出来上がっているものを文書にする場合と、文字を作って何かを作り上げる場合では、脳の仕組みが違うのではないかなと感じます。特に、コラムや物語を書くときは、自分以外の何かが、「こう書け」と言っているような気がします。

これは仕事も同じだと思います。一人でやる仕事には限界がある。ただし、人数が増えれば、仕事がうまくいくというわけではありません。もちろん、できあがった仕事は分業によって効率が上がりますが、新しい仕事を一つ立ち上げるには、一人でやり切らなければならないと思います。

でも、最初から最後まで、一人で完遂することと、たった一人で全部やることは違う。一人で完遂したとしても、多くの人のアドバイスをもらってやる場合と、最初から最後まで誰のアドバイスも聞かずにやる場合では、全然結果が異なります。手を動かすのは一人でも、その完成までに多くの人が関われば関わるほど、うまく行く確率は高くなると思います。

「こう書け」という声に、素直に従うと、自分が思っていた内容と全く違う内容になりますが、それでも結果としてよい物語になる。「こうやれ」という声に、素直に従うと、自分が思っていた内容と全く違う内容になりますが、それでも結果としてよい仕事いなる。

物語をつくるのも、仕事を立ち上げるのも、魂を吹き込むということだと思います。生まれた時には誰もが一つの細胞です。その細胞が、分裂を繰り返して、人間の体になります。一つの細胞から分裂していくのに、ある細胞は髪の毛になり、ある細胞は心臓になります。偶然ではなく、人間は皆同じ。でも髪の毛の質も心臓の大きさも、千差万別です。

DNAには、髪になったり、心臓になったりというプログラムと、髪の毛の質や心臓の大きさを決めたりという遺伝子が組み込まれています。プログラムは正確に実行されますが、どのような人生を過ごすのかはDNAには組み込まれていません。きっと、青い鳥が運んできてくれた魂が、どのような人生を過ごすかを決めてくれます。

物語にしても、仕事にしても、構図とか、モデルとか、仕組みは存在します。でも出来上がったものに、どんな魂が吹き込まれているかどうかが一番重要。魂を鍛えてくれるのが、経験・知識、そして仲間だと思います。

何をやるにしても、しっかりと魂を吹き込んでいきたいものです。

2019-01-14 | Posted in BlogNo Comments » 

Related article