半田赤レンガ建物(Handa Red Brick Building) / 半田(Handa)

半田赤レンガ建物は明治31年(1898年)にカブトビールの製造工場として誕生しました。カブトビールは明治33年にパリ万国博覧会で金牌を受賞した本格的ドイツビールです。昭和8年(1933年)に大日本麦酒に合併されるまで、東海地方屈指のビールブランドとして高いシェアを誇りました。

工場から国鉄半田駅までトロッコで結ばれていて、トロッコの軌道とプラットフォームがありました。

明治時代に建てられたレンガ建造物としては日本で五本の指に入る規模を誇ります。レンガ造りのビール工場の遺構は現存数が少ないため貴重な建造物です。

建物の北側には第二次世界大戦中に受けた機銃掃射の跡が生々しく残っています。

2018-06-20 | Posted in AichiNo Comments » 

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