那珂湊反射炉跡(Nakaminato Cannon Foundry) / ひたちなか(Hitachinaka)

江戸時代末期になると那珂湊沖などに異国船が出没するようになりました。そこで水戸藩第9代藩主徳川斉昭公が国防の必要性を強く唱え、安政4年(1857年)に水戸藩営の大型鋳造所が造営されました。

反射炉は大型鋳造に必要な大量の鉄を溶解する炉であり、オランダの技法に学んで2基建設されました。

ここで鋳造された大砲は約20門で、各地の砲台へ据えつけられたり、幕府にも献納され大いに国防の役目を果たしました。元治元年(1864年)の騒乱で破壊されてしましましたが、昭和12年に実物大の復元模型が造られました。

2018-04-30 | Posted in IbarakiNo Comments » 

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