白川郷 (Shirakawa Gou) / 白川村 (Shirakawa Village)
岐阜県大野郡白川村の荻町地区は、大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、また今でもそこで人々の生活が営まれている集落として知られています。
日本の原風景ともいうべき美しい景観をなすこの合掌造り集落が評価され、1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、さらに1995年には五箇山(富山県)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。建物や景観だけではなく、地域に根付く住民同士の相互扶助の営みが高い評価を受けたと言われています。
「合掌造り」とは、木の梁を山形に組み合わせて建てられた日本独自の建築様式です。外から見たその形が、まるで掌を合わせたように見えることから「合掌」造りと呼ぶようになった等、諸説あるようです。合掌造りは他の地方にも多々見られますが、白川郷では「切妻合掌造り」といわれ、屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴です。積雪が多く雪質が重いという白川郷の自然条件に適合した構造になっています。また白川郷の合掌造りは南北に面して建てられています。これは風の抵抗を最小限にするとともに、屋根に当たる日照量を調節して夏涼しく、冬は暖かくするためだと言われています。
(以上一般社団法人白川郷環境協会ホームページより引用)
であい橋
白川郷ではお寺も合掌造りの建物になっています。「明善寺」は1748年に創建された浄土真宗のお寺で、特に鐘楼門は茅葺きの屋根を持ち、1階にひさしの付いた珍しい形。
合掌造りの生活を体験することができます。
2017-12-23 | Posted in Gifu | No Comments »