建長寺 (Kenchoji) / 鎌倉 (Kamakura)

建長5年(1253年)、北条時頼により創建された古刹、建長寺。

日本初の禅宗道場であり、「建長汁(けんちん汁)」が生まれた寺としても知られています。宋の五山である万寿寺を手本に、山門、仏殿、法堂など主要な建物が一直線に並んでいます。

上の写真は山門。安永4年(1775年)建立です。銅板葺きの二重門は重厚感あるたたずまいです。壁や門扉を持たず、仁王様などを置かない簡素な造りで禅の世界を体現しています。

総門(巨福門)です。天明3年に京都で建立されたものが移築されました。額に掲げられた巨福山は建長寺の山号です。

仏殿。室町時代に造られた本尊地蔵菩薩坐像は必見です。

法堂の天井にある天井が雲龍図。縦10m、横12m。

唐門。増上寺から天保4年(1647年)に移築されたものです。

方丈庭園。初代住職・蘭渓道隆が造った国指定史跡です。優美な曲線を描く池の形は、漢字の「心」をかたどっているそうです。

境内のさらに奥には鎮守所があります。245段続く階段には十数体の天狗像が安置されています。

半僧坊境内からは富士山や由比ガ浜などの絶景が見えます。

2017-11-12 | Posted in KanagawaNo Comments » 

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