生き方 - up to you-
剣豪そして才能豊かな詩人。自分を慕う友人達に囲まれ、自由・勇敢に生き、
そして醜い鼻をもつシラノ・ド・ベルジュラック。
ジェラール・ドパルデュー演じるシラノ・ド・ベルジェラックを見て、
最高の生き方・最高の死に方だと思ったのは、私だけではないと思います。
人は才能をもって生まれてきています。
才能は千差万別。
しかし必ず生まれてきた意味があり、そして公平になっている。
お金を極端に求める人は、お金持ちになります。
成功を極端に求める人は、成功します。
そして世の中の多くの人は、愛のために生き、愛のために死にたいと思い、
事実、そういった最高の人生をおくる人もいれば、おくれない人もいる。
才能は、生まれ持ったものですが、生き方は自分が決めるもの。
お金を求めるのも、地位や名誉を求めるのも生き方。
お金を捨てるのも、地位や名誉を捨てるのも生き方。
ただ、生きていると、出会いがあり、別れがあり、
そして自ら選択しなければならないときがあります。
これが経験と呼ばれているものだと思います。
かつて、経験は、現在でしたが、技術が進むとともに、
経験とは現在と過去を表すようになりました。
自分が何ができ、何ができるか、が生き方ではなく、
自分が何をしてきたか、が生き方を形作ってしまう。
しかし、そんなものは、まやかしです。過去に縛られるのはまったくもって残念。
学歴とか履歴書などは、自分の都合のよい世界を作ろうとして、できないというジレンマを抱えている人たちが押し付けているだけのこと。
自分は今の自分でしかなく、生き方は毎日、毎時間、毎分毎秒、自分で決める事。
過去の自分に縛られる必要は全くありません。
柳井正さんの「成功は1日で捨て去れ」という本の題名は名フレーズだと思います。
過去の経験が、自分の生き方に大きく影響するのは、事実ではなく自信。
42.195km走った人と走ったことがない人の違いは、自分が走る事ができるということを経験しているかどうか?
人は、いつ生き方を決めるか?
それは、自分の意識ではなく、何かの導きであり、その導きの先には自分の役割があります。
常に正しい選択をするためには、勉強するしかありません。
成功したくて成功をしていることと、成功しているのに、成功したと思っていないことは、常にイコールだと思います。
誤った選択をしてしまったことも、実は正解だったりする。
シラノ・ド・ベルジェラックは、ただ愛のために生きたかっただけなのだと思います。
愛のために生きたくない人がいるでしょうか?
愛のために死にたくない人がいるでしょうか?
お金も地位も名誉も愛にはかないません。
自由は一番難しく、一番尊い。
たとえ自由でも、愛を手にいれることは叶わない。
なぜなら人は一人では生きられないから。
生き方
なんて複雑で、なんてシンプルなんでしょう。