思いやり - Compassion-
中東・アフリカで多くの難民が発生しています。
EUでは難民の受け入れが大きな問題となっています。
なぜ難民が発生しているか?
紛争が起こっているからです。
ソマリア・コソボ・レバノン・スーダンなど、中東・アフリカには不安定な地域があり、
紛争が勃発していました。
人間である以上、争いはあるでしょう。
いや、動物である以上、オスとメスがある限りは、絶対に争いはなくなりません。
生きることこそ戦い。
しかし、なぜ難民が発生するかというと、争いが多くの人を殺すからです。
なぜ殺すか?勝つためです。
勝つために、なぜ殺さなければならないのか?
これは、人間の闘争本能だけでは答えが出ません。
織田信長が、最強と言われた武田信玄の騎馬隊を打ち破ったのは鉄砲の力。
争いを悲惨な形にするのは、闘争本能ではなく、兵器です。
アフガニスタンの紛争でも、シリアの内戦でも、使われている武器はすべて、
国連安保理常任理事国+ドイツを加えた、このわずかな国で製造されたものです。
そして、これらの国々は、武器の輸出で富を得ています。
武器を輸出して、富を得る、安全保障理事会常任理事国。
安全保障は秩序ではなく、力によって維持される。
そこに疑いはないでしょう。
国連の枠組みで、軍縮など様々な取り組みを行ってきていますが、
争いを悲惨な形にすることで、拒否権を持つ安全保障理事会の常任理事国が
富を得ているならば、国連の枠組みでは、紛争がなくなるはずがない。
紛争をなくすためには、ガンジーのような動きが必要でしょう。
日本にも、最澄のような存在がありました。
必要なのは、心。
力ではなく、思いやり。
相互理解・文化交流。
ペンは剣よりも強し。
世界の平和を作るのは、私たち一人一人です。
2016-06-06 | Posted in Blog | No Comments »