Electronic components (written in Japanese)
アップルのiPhone6Sの電子部品として日本製品がたくさん採用されているそうです。
スマホなどの分解調査をしているフォーマルハウト・テクノ・ソリューションという会社があるそうです。その会社の調査で、6Sで新しく加わったタップティックエンジンを実現する部品として、日本メクトロン、新日鉄住金化学、JX日鉱日石などが関わっているとのこと。日経産業新聞に記載がありました。
小さい中に技術が結集している電子部品もすごいですが、それを知り、組み合わせることで機能を実現する技術もすごいです。なぜアップル社が素晴らしい製品を世の中に送り出すことができているか?それは、日本の部品メーカーとの付き合いを大事にしてるからではないかと思います。
日本のメーカーは、利益至上主義ではありません。こういったメーカーは、莫大な研究開発投資を行い、常に最先端のテクノロジーを追求しています。日本の素材技術もまた世界トップレベル。世界トップの素材の供給を受け、世界トップの部品を作っています。だから、絶対に安売りなどするはずがありません。
こういった一流のメーカーは、やはり一流のデバイスメーカーと取引をしたいと思うでしょう。一方で共感できないメーカーには自社の最先端の技術は紹介したくないはずです。アップルには、日本の部品メーカーがたくさん、惜しみもなく世界最先端の部品を提供する。それが、アップルのすごさの一面だなと思います。
アップルは、いい部品を採用しているので部品のコストは高い。でもアップルの製品も高い。しかしアップルの製品は、いくら高くても買うファンがたくさんいる。アップルはもうかる。だからまた最先端の部品を採用する。部品メーカーは喜ぶ。そして、アップルは、もっといい製品を開発する。その製品がいくら高くても、市場に現れれば、ファンはまた喜ぶ。
これこそ究極のビジネスモデルだと思います。