M&A (written in Japanese)

大型M&Aが相次いでいます。

アンハイザー・ブッシュ・インベブがSABミラーを710億ポンドで買収。
デルはEMCを670億ドルで買収。

大企業が大企業を買収する動きは少し前から活発でしたが、
そのスケールがますます大きくなっているように感じます。

そして、インド・タイ・フィリピン・ベトナムなどで、
世界企業が誕生しています。

急速に進むグローバル化の中で、競争に勝ち抜くために、大企業もさらに規模を求めます。
選択と集中で事業を切り売りする企業もあれば、事業拡張で買収により新事業に参入する企業もあります。

それぞれ、専門的な見地から徹底的に練った戦略の上での買収だと思います。
しかし、中小企業で働いていると、こういった動きは不思議に感じます。
買収して、2つの会社が簡単に1つの会社になれるんだろうか?と。

買収したからといって翌日から理念や方向性が一致するとは思えません。
長い時間かけて育んできた社風や歴史への誇りはむしろ買収された後の方が、従業員は意識するかもしれません。

大事なのは、いくらで買収するか?ではなく、買収後どうやって同じ方向をむくようにするか?だと思います。今後ポストM&Aの取り組みがますます重要になっていくと思います。

2015-10-14 | Posted in BlogNo Comments » 

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